西山毅
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G-CLUB TOKYO
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(担当   河合、渡瀬)

スーパー・テクニカル・ギタリスト西山毅氏(JNS、元ハウンド・ドッグ)によるセミアコ・エレクトリック・ギターの特徴、魅力を体感していただくギターセミナー。

西山氏に、ラリー・カールトンのES-335による名曲「Room335」を始め、セミアコ・ギター使用アーティストのサウンド、スタイルなどについてデモ演奏を交えて解説していただき、ソリッド・ギターやフルアコ・ギターとの音質や構造の違い、また、その選び方などについても専門スタッフと共に解説していただきます。

セミアコ愛用者はもちろん、セミアコに興味があるけれど選び方やモデルの違いによる音質の特徴などが分からないといった方にも、解りやすくアドバイス。この機会をお見逃しなく!!


http://nishiyama-takeshi.com/


11月23日(祭)お茶の水G-CLUB TOKYO 3階にて、西山 毅氏によるギター・セミナーが行われました。その名も【feel335】ラリー・カールトンの名曲ROOM-335を題材にテクニックやES-335の魅力、購入のポイントを解説していただきました。

セミナーは予定どおり午後2時からスタートし、30名以上のお客様にご来場いただきました。
まずは、西山氏のオリジナル曲によるデモ演奏でスタート。明るめの曲調でまじかでご覧になっていて、やや緊張気味だったお客様の様子もリラックス・ムードとなり、西山さんも笑顔で気持ちよさそうにプレイ。曲が終わったところで西山さんから「今日は、足元にはなにも置かずギターとアンプの音だけで男らしく直結でいきます」とカッコイイコメント。
なんでも西山さんはES-335とブギーアンプというある意味、【王道】の組み合わせは初めてらしく、いたくお気に入りでした。

続いてご自身のルーツと335への思いを語っていただきました。
ロックよりもクロスオーバー、フュージョン系のギタリストがお好きだったということで、335へ憧れはお持ちで、影響をうけたギタリストのプレイを交えながらのトークとなり、特にミュートとカッティングを合わせてプレイした「なんちゃってコンプワウ」奏法を披露、愉快なトーンを出していました。

ここで当店スタッフよりES-335についての商品説明があり、59年型と63年型の違いを解説。センターブロックの構造、ネックグリップの形状などお客様はもちろん西山さんも熱心に聞いておられました。特に「センターブロックの穴が大きくなった理由は、修理が大変だから」というくだりでのリアクションが大きかったのが印象的でした。
また、63ヒストリックとメンフィス製の1960ES-335の弾き比べをしていただき、その違いは構造的に異なるのですがメンフィス製のほうは中域が気持ちよく、まるでワウ半止めのようなトーンでした。

335の説明が終わり、西山氏にバトンタッチ。335の可能性について語っていただきました。曲はなんとジェフ・ベックの「哀しみの恋人たち」「今日はヴォリュームとトーンのコントロールだけで表現する」と言っていただけあってそのプレイは情緒的で美しいプレイ。テクニックはもちろんのことハコ物で聞くジェフ・ベックは聴きごたえ十分でした。
サウンドチェック時には「ヴォリュームペダル貸してください」なんておっしゃっていましたが本番ではしっかりイントロをこなし、さすがといったところです。
ここで司会者がわるのりして、ヴァン・ヘイレン、ベンチャーズなどをムチャぶり。
西山さんしっかりと受け止めてくれました。
寺内さんばりの「じょんがらギター」という持ちネタまで披露、335の新たな面白さを見せて(聴かせて?)くれました。

最後は今回のセミナーのテーマ「ROOM 335」の奏法解説です。
「ピックアップはセンター位置、ヴォリュームは7位の位置でプレイするとダイナミクスが表現しやすい」とのこと。
いよいよ実演となりましたが、実は西山さんご自身でオケを用意していたのですが、サウンドチェックの時にBGM用に流れていた「ROOM 335」に合わせてプレイ。本番でもそうすることにしました。
タイミングといい、ニュアンス、トーン全てがジャスト。言われなければわからないほど正確なプレイはまさしく鳥肌モノ。アドリヴも交えてES-335の魅力を堪能させていただきました。

あっという間に1時間が過ぎ、無事終了。
西山さんが終始笑顔で気持ちよさそうにプレイしておられたのが印象的で、お客様も満足された様子でした。
西山さんはセミナーで使用した335がいたく気に入った様子で「いいなぁ、335いいなぁ」を連発。
そうですES-335は弾けば弾くほど気持ち良くなり、魅力に取りつかれるのです。
とは言え、西山さんによる多彩なジャンルをプレイし、ヴォリュームとトーンを駆使して放たれるサウンドは、ES-335の感情表現の豊かさと、可能性を最大限に引き出してくれるものでした。

最後に楽しいトークと素晴らしい演奏を聴かせてくださった西山 毅さんありがとうございました。
それから、ご来場くださいました参加者の皆様、誠にありがとうございました。


G-CLUB TOKYOではこれからもイベント等を行います。お楽しみに!



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