D-28 1941 AUTHENTIC 2015
GIBSON J-45 SB 1951
アメリカ買付けで仕入れた1951年製のヴィンテージです。
枯れているのにヴォリューム感あふれる鳴りで豪快にかき鳴らしたい個体です。
19フレット、ピックガードがオリジナルのストライプ、ロングサドルなど当時の仕様もあいまって貫禄十分です。
Doves in Flight AC
鳩がね、飛んでるんですよ鳩が!
昔、この仕事に就く前、DOVEが欲しくってずっと探してたんですけど、すでに生産していなくて諦めきれずお茶の水をさまよってたんです。
そしたらあるショップで発見したわけです。このモデルを。
思わずドラムの友達に電話しましたね。
当然、相手はギターも弾かないし意味が分からない。
受話器越しに第一声が「鳩がね、飛んでるよ!」ですからね、なんのことかわかるわけがない 笑
それだけ言って電話を切りました。
という、楽器レビューとは関係のない、ただただテンションが上がったよ、というエピソードトークです。
どや!
Martin D-18 1975
私と同じ年の個体のD-18。皆様、バースイヤーへの憧れってありますよね。
個人的に最高の1本を探すとしたら正直、70年代のアコギって対象に入らないんですけど75年だけはどうしても気にかかる。ヴィンテージを選べる(選ばざるを得ない?)50年代生まれの方がうらやましくもあります。
当時のSQネック仕様もあり、低音が太く鳴ってくれます。
弾き終わった後、「まだまだ頑張らんといかんな」という気にさせてくれます。
Martin Custom OMC-28E Sitka VTS/Cocobolo (#2866424)
ショーンバーグのソロイストのようなカッタウェイモデルへの要望はお客様より前々から多かったのですが、本器はシトカ・スプルースのVTS、ココボロを用いていて、材においても申し分なし!そのうえこの価格というのは1本もののカスタムではかなりのお値打ちですね。
ココボロらしいタイトで明るい音色で鳴りますのでエレアコとしても非常に使い勝手のいい1本です。
Martin D-35 1969
1969年、ハカランダ最終年のD-35です。
バック材のハカランダは割れ補修済で裏からパッチも当ててあります。
個人的にD-35の音は大好きでして、28と比べると低音も出過ぎず、音全体のバランスがとても良い上、繊細で優しい。よく弾き語りに合うという表現がありますけど、まさに私の美声との相性が最高にいい。 笑
この個体もアメリカで見つけて買付けたんですが、やさしく包み込んできます。
Martin 0-18K 1924
0-18Kは1918年~1935年の間だけ生産されていたオールコアのモデル。
枯れてレスポンスの良い音色から、フィンガーピッキングで演奏されるにはもってこいの1本。
本体重量は1.37㎏で軽い軽い!抱えていてノンストレスです。
大正時代に作られたギターがこうして歴史に埋もれず、現役の音でプレイヤーに演奏されるのってすごいことだなあ。
Gibson J-35 1937
サイドががっつり割れてたり、状態としては決して綺麗ではない楽器なんですけど、もう音の説得力が違います!戦前のD-18とJ-35がよく並び称され高騰してますが、音色を聞いたら納得できます。
J-45の先駆け的なモデルで1936年〜42年に生産されていたモデルの37年製。ストライプ・ピックガード、ストレート・ブリッジ、ロング・サドル、スクリプト・ヘッド・ロゴなどの当時のオリジナル・スペックが満載。
ネックシェイプも極端な三角グリップで手のひらへの密着感が最高です。
Martin CTM D-45JM #2095520
戦前仕様のD-45はヴィンテージシリーズ、オーセンティックシリーズ、カスタムオーダーなど数多く存在し、当社でも過去に幾度となくリリースされてきましたが、この機種は指板インレイがヘキサゴンに変更になった直後の1939年生産のD-45を意識しながらも、なるべくスタンダードとの価格差がでないように、という矛盾に挑戦した1本です。
仕様にこだわればこだわった分、価格は上がりますが、プレミアムグレードのアディロントップ、マダガスカルサイド&バック、フォワードシフテッド・ブレイシング、1939スタイルシェイプのマホガニーネックなど美味しい所は全ておさえてます。クロサワ楽器60周年の記念モデルだからできた1本ですね。
クロサワ楽器名古屋店
http://www.kurosawagakki.com/sh_nagoya/営業時間: 11:00~20:00
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄2-3-1 名古屋広小路ビルヂング地下1階 TEL:052-201-2010 E-mail:nagoya@kurosawagakki.com
オーセンティックシリーズ、好きなんですよ。
詳細・ご購入はこちらアコースティックギターは深みにはまると結局プリウォーマーティンに行くじゃないですか。
でもオリジナルにはそうそう出会えるもんじゃない。
数多くのルシアやブランドがマーティンのプリウォーリイシューを試みる中でマーティン社自身が取り組むプリウォーモデルがこのシリーズですから今の「本気」を垣間見れるというか。
ニカワ接着、T-Barロッド、ブレイシングの削りかたなど現行のレギュラー品との違いを探していくのはワクワクしますね。
何十年か先のこのシリーズの音、聞いてみたいなあ。