クロサワ楽器 Dr.Sound の自称マスコットキャラクター、西田です!!(笑)
今回、クロサワ楽器店の中でもDr.Soundのみで取り扱いをしている、
日本でも唯一のブルーグラス専門フロアをご紹介するために
約3年半ぶりに Dr.Sound に帰って参りました!
そこで、永遠の初心者・西田の目線で、ギター経験者だからこそ感じる
バンジョーの魅力をお伝えしたいと思います!
これであなたもバンジョーに興味を持つこと間違いなし!!

バンジョーとは?
基本的にバンジョーは5弦です! 5フレット目から突然ペグが生えてきて、しかもオープンGにチューニングを合わせます。

さらに! ジャンルによってバンジョーも使い分けます!
- ブルーグラス(※当店がメインで展開しているジャンル)
- ディキシーランドジャズ
- アイリッシュ
etc…
また、5弦バンジョーにもさまざまな種類があり、以下のようなものがあります。
- リゾネーターバンジョー: 背面にお盆のようなリゾネーターが付いたもの。
- オープンバックバンジョー: クロウハンマーやフォークソングなどで演奏する際に使われる。
- ロングネックバンジョー: 通常よりも長いネックを持つ。

当店では、これらをほぼ網羅しています!
さらに、4弦仕様のバンジョーも大きく2種類あります。
- テナーバンジョー: ディキシーランドジャズやアイリッシュで使用される短いネックのバンジョー。
- プレクトラムバンジョー: 5弦バンジョーと同じネックの長さで4弦仕様のバンジョー。


当店では4弦バンジョーの品揃えも充実しており、日本一のラインナップだとお客様からも高い評価をいただいています。
ギターとの違い
弦の仕様が違う!
ギターはボールエンドですが、バンジョーはループエンド。
テールピースの爪に引っ掛けて弦を張る。

「ヘッド」の意味が違う!
ギターではヘッド=ネックの先端という認識ですが、バンジョーではペグヘッドなんて言われる事もあります。バンジョーではボディ部分に張られた皮(プラスチック製や本革)の事を示している事がほとんどです。

カポの使い方が違う!
1~4弦はギター同様のカポを使用しますが、5弦のみ途中から出てくるため、犬釘やスライドカポと言われる専用のカポを用いてキーを変えます。

ブルーグラスにはフィンガーピックが必須!
ブルーグラスでは金属製フィンガーピックを使用します。
(※4弦バンジョーはフラットピックを使用します。)

パーツ交換が自由自在!
ネックやボディ、リムがほぼネジ止めのため、交換可能。
4弦バンジョーのボディを流用し、5弦ネックを付け替えるケースも多い。

バンジョーの演奏方法
5弦バンジョーはアルペジオ奏法が基本で、フィンガーピックやクロウハンマー奏法(指弾き)で演奏します。オープンGやダブルCチューニングなど、オープンチューニングで演奏することが多いのも特徴です。
一方、4弦バンジョーはストローク奏法が主流で、フラットピックを使って演奏されます。
テナーバンジョーは5度チューニングのCGDAになっていて、マンドリン奏者が同じ運指でバンジョーを弾けるようにと誕生したそうです。また、ネックの長いプレクトラムバンジョーも同じくフラットピックで演奏されます。プレクトラムとはピックの事だそうですよ?僕も知りませんでした笑
バンジョーを始めるには?
まずは、弾いてみたいジャンルを決めましょう!!
多くの方がカントリーのイメージを持つため、5弦のリゾネーターバンジョーが最も主流です。
最近はアイリッシュ音楽の人気が高まり、テナーバンジョーをお探しの方も増えています。
一方、ディキシーランドジャズのテナーバンジョーは、ブルーグラスに比べると日本ではプレイヤーが少ない印象ですが、プレクトラムバンジョーは世界的なプレイヤーである青木研さんが殿堂入りした影響でこれから人気が出てくると予想されます。
4弦バンジョーの魅力をもっと広めるため、ぜひ皆さんにも挑戦していただきたいです!
おすすめのミュージシャン
- ブルーグラス: フラット&スクラッグス、高石ともやとザ・ナターシャーセブン
- ディキシーランドジャズ: 青木研さん
- アイリッシュ: 城田じゅんじさん
- その他: Banjo & Accordion(稲川友則さん&柴田貴子さん)、原さとしさん、有田純弘さん
まだまだたくさんの名プレイヤーがいますが、ここでは紹介しきれませんので、是非お気に入りのミュージシャンを皆さんで探してみて下さいね!
まとめ
いかがでしたか? 今やネットで簡単に情報が手に入る時代ですが、実際に手に取って触れてみることで、新しい発見があるはずです!
これを読んで、少しでもバンジョーに興味を持っていただけたら嬉しいです!