Martin CTM 000SP Torch Navy Blue

KUROSAWA MARTIN CUSTOM MODEL GALLERY│クロサワ楽器
クロサワ楽器各店のマーティンギター担当スタッフがこれまで店舗で培ってきた経験と夢とそれぞれのこだわりを詰め込んで、カスタムショップにオーダーしたカスタムモデルをご紹介。

【音の仕様に関するご案内】
先ず見えない音に関するご案内ですが、こちらネイビーブルーカラーで見えませんが、
トップの木材にヨーロピアンスプルースを使用しており、スキャロップドブレーシングとなっております。
そしてサイドバックはインディアンローズウッド。

通常ここまで色をぬってしまうと音の出が悪くなってしまうのですが、
ヨーロピアンスプルースが大きく作用しています。

ヨーロピアンスプルースは音の出が良く軽やかで、私の中ではお気に入りの木材です。
綺麗で繊細な音がなりフィンガー系の方にはオススメな木材なのですが、
いかんせんシトカとアディロンの知名度が高すぎる故に、
イタリアンアルパインと並んでなかなか注目されることが少ないのが現状です。

しかし今回は縁の下の力持ちとして音でヨーロピアンスプルースがこんなに活躍するとは…驚きです。

太目の泥臭い感じの音が、音量が落ちることなくしっかりとなっており、
とても実践的なギターとなっております。

カントリーやフォークだけでなく、ブルースやロックなど、
癖がある音ですが、オールラウンダーに演奏可能です。

【ルックスの仕様に関するご案内】
ネイビーブルー、トーチインレイ。この二つが先ず目に入るでしょう。

簡単にネイビーブルーといっても、その作業は簡単ではありません。
こちらのカラーにするには普段仕様している色と違う為に、
特殊な配合をしなければなりませんし、数回塗っただけでは
杢目の色が混ざってしまいネイビーブルーが出ません。

その為、職人の手により何重にも音の出を損ねすぎない様に塗らなければならないのです。
またそのまま鏡面仕上げにしてしまうと小さな傷ひとつで目立ちすぎてしまうので、
多少粗目の仕上げとなっており、普段使いを意識した内容になりました。

トーチインレイは、縦ロゴが生まれる前の最高位のヘッドインレイですが、
このギターを見た時に「ホワイトパールを指定したんだ…」と思いました。
ホワイトパールは指定しないとこの色にはなりませんし、
ホワイトパールを埋め込むのだって大変なんです。

だって機械で選別して出てくるわけではないのです。
わざわざ人の手で色を仕分けられ、そして型を掘り、はめ込むのです。
そこには夢もはめ込まれているとは思いませんか。

そして指板のインレイはスタイル 45のスノーフレークインレイ、
こちらも指定することによって通常より大きめで存在感のあるインレイになります。

ホールのインレイにしたってそうです。ダイヤモンドインレイで縁取られたインレイは
特殊なインレイとなる為、通常オーダーをするのは難しいため、しっかり知識がなければできません。

一見するとネイビーブルーカラーの100万越えするMartinですが、
そこにはたくさんのこだわりと知識と夢が詰め込まれているのです。

自分にとっての特別なギター、もしくはとあるアーティストのインスパイアモデルを

仕様

Top : European Spruce
Side & Back : Solid Indian Rosewood
Neck : Select Hardwood
Finger Board : Ebony
Bridge : Ebony
Bracing : Scalloped X Bracing
Back Construction : 2p
Neck Width At Nut : 42.9mm
Scale Length : 632.5mm
Tuning Machine : Grover

写真

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