こんにちは。
クロサワ楽器店Dr.Soundの松山です。
今回のテーマはアコースティックギターとクラシックギターの違いです。
ギターを始めたいけどアコースティックギターとクラシックギターどっちを買えばいいのかよくわからない!
そんな方へ、まずはざっくりとどちらにすればいいのかを決めて頂くための参考になればと思います。
クラシックギターもアコースティックギター!?
「アコースティック」は「電気を使わない」という意味合いが含まれていますので、クラシックギターもアコースティックギターです。
ただ、世間一般にはアコースティックギターはスチール弦、クラシックギターはナイロン弦です。
クラシックギターのことをアコースティックギターと言ってもあまり伝わらないと思います…
この記事でも世間一般に倣って解説します。
アコースティックギターの特徴は?どんな音楽に合うの?
フォークギターと言ったりもします。
スチール弦(鉄弦)ですので、ジャリンとしたきらびやかさが特徴。
フォークソングなどでも聞き馴染みのあるような音色です。
ジャンルは弾き語り・ソロギター・ブルース・ブルーグラスなど幅広いジャンルで使われています。
多くのシンガーソングライターが使用していることもあり、特に弾き語りで使う方がとても多いです。
ピック弾き・指弾きどちらも使えます。
ナイロン弦に比べ弦が固く、エレキギターに比べ太い弦を張ります。
他の弦楽器でもそうなのですが、調整が良くないと固くて弾きにくいので注意が必要です。
特に初心者の方は弾きやすい状態なのかどうかの判断も難しいと思いまので、
実際に店頭で相談するか、お店に問い合わせてからの購入がおすすめです。
アコギのメーカーで特に有名なのはMartinやGibson。
こちらの動画はアコースティックギターの中でも最も有名なギターの1つ、Martinというメーカーの「D-28」というモデルです。
Martinギターは多くのミュージシャンが使用していて、数々の名曲を作り上げてきたギターのメーカーですが、入門用に10万円台のラインナップもあります。
クラシックギターの特徴は?どんな音楽に合うの?
アコギのスチール弦とは違いナイロン弦を張ります。
暖かくてまろやかな音が特徴的です。
もともとはクラシックギターが発展していってフォークギターが作られるようになりました。
一般的にアコギに比べネック(ナット幅)が広く、ピックを使わず指で弾きます。
ヘッドの形も違いますね。
クラシックギターはスロテッドヘッドという形で、アコギでもたまに使われます。
ジャンルはクラシック音楽を弾くことが多いですが、ポップスで使用するミュージシャンもいますし、ロックでアクセントに使う場合もあります。
アコースティックギターやエレキギターはアメリカ製が頂点に君臨していますが、
クラシックギターはスペイン製が頂点です。
アントニオ・サンチェスはスペイン製の入門用ギターとして優秀ですのでオススメです。
まとめ
現代音楽、弾き語り、ブルース、ブルーグラスなどをやりたい人はアコースティックギター
クラシック音楽、フラメンコ(フラメンコギター)、ボサノヴァをやりたい人はクラシックギター
ソロギターはどちらの楽器でも弾かれています。
ざっくり分けるとしたらこんな感じですが、クラシックギターで弾き語りやアコギでボサノヴァを弾くミュージシャンもたくさんいます。
結局のところ音を聴いて気に入ったほうでいいですが、やりたい曲や好きなミュージシャンが使っているギターを参考にするのが良いと思います。
どちらを選ぶか迷ってるお客様もぜひ当店にご相談下さい!