マーティンギターはその音色と品質で世界中のギタリストから愛される、アコースティックギターの代表的なブランドです。30万円台のモデルには、一部メキシコ製もありますが、特に15シリーズ・16シリーズ・17シリーズのアメリカ製モデルは、オール単板仕様で生鳴りの良さが際立つラインナップです。木材の豊かな響きが楽しめるこれらのシリーズは、初心者から上級者まで幅広いプレイヤーにおすすめできる一本となっています。
今回は、そんな30万円台のマーティンギターの魅力をシリーズごとに詳しくご紹介します。
Road Series
メキシコ製の中でも特にスペックが高いシリーズです。
ニューモデルにも話題性のあるものが多くMartinが力を入れているのが分かるシリーズです。
全てのラインナップがピックアップ付きですのでライブでも即戦力。
SC-13E Special
Martinが今の時代に合わせて”エレアコ”を改めて追求したモデル「SC-13E」。
20フレットまで指板上すべての音を快適に演奏できるように新たにデザインされたカッタウェイと、ネックヒールを取り除いた「Sure Align」ネック・システム、特徴的なアシンメトリーなボディーシェイプなど革新的な技術が投入されています。
弦高はエレキギターと同じくらいに落とせるので、エレキ感覚で使う事も可能です。
シトカスプルーストップに力強い木目が特徴的なジリコテファインベニアのサイド&バックを採用したフルグロス仕上げで、L.R Baggs社のエレメントが搭載されてます。
15 Series
マホガニー、またはサペリ単板をサイドバックだけでなくトップにも使用しているモデルです。
アコースティックギターにおいて代表的な木材であるマホガニーとその代替剤として人気のサペリ。
マホガニーやサペリは高音の角が取れたようなまろやかなサウンドを持ち、豊かな中低音が気持ちのいいサウンドを奏でます。
1900年代初頭に流通していたMartinを彷彿させる人気シリーズで、女性にも人気です。
D-15M
定番のドレッドノートサイズ。
大型ボディですが、ただ音量が大きいだけではなく奥行きの感じられる音色で、Dサイズ特有のコードをかき鳴らした時の気持ち良さはとても魅力的です。
ボディは大きいですが、ナット幅が現行のMartinが基本44.5mmなのに対し、このシリーズはスリムな42.9mmを採用しています。
手が小さい方でも安心してお使いいただけます。
ポジションマークはダイヤモンド&スクエアズを採用、ペグもバタービーンペグを使用しよりヴィンテージテイストになっています。
フィニッシュもやや暗めのサテンフィニッシュになり、ヴィンテージらしい風格も出ています。
00-15M
000サイズよりももう一回り小さい00サイズ。
小振りなサイズならではのレスポンスの良さと高音域に寄ったサウンドが魅力です。
通常の00サイズとは違いD(ドレッドノート)サイズのように弦長が長いロングスケールの為
ダウンチューニングや変則チューニングにもバッチリ対応可能です。
ナット幅が現行のMartinが基本44.5mmなのに対し、このシリーズはスリムな42.9mmを採用しています。
手が小さい方でも安心してお使いいただけます。
ポジションマークはダイヤモンド&スクエアズを採用、ペグもバタービーンペグを使用しよりヴィンテージテイストになっています。
フィニッシュもやや暗めのサテンフィニッシュになり、ヴィンテージらしい風格も出ています。
000-15M
000サイズの抱えやすいボディ。
Dと比較すると低音がガンガン出るダイナミックさというよりは纏まりの良いバランスの整った出音が魅力。
通常の000サイズとは違いD(ドレッドノート)サイズのように弦長が長いロングスケールの為
ダウンチューニングや変則チューニングにもバッチリ対応可能です。
ナット幅が現行のMartinが基本44.5mmなのに対し、このシリーズはスリムな42.9mmを採用しています。
手が小さい方でも安心してお使いいただけます。
ポジションマークはダイヤモンド&スクエアズを採用、ペグもバタービーンペグを使用しよりヴィンテージテイストになっています。
フィニッシュもやや暗めのサテンフィニッシュになり、ヴィンテージらしい風格も出ています。
D-15M Street Master®
D-15Mのストリート・マスター仕様。
ストリートライブを繰り返し行ううちに塗装が焼けたような経年変化を再現したモデルです。
ピックガードやヘッドの突板を排した大胆なデザインです。
000-15M Street Master®
000-15Mのストリート・マスター仕様。
ストリートライブを繰り返し行ううちに塗装が焼けたような経年変化を再現したモデルです。
ピックガードやヘッドの突板を排した大胆なデザインです。
000-15SM
スロッテッドヘッド仕様の000-15SM。
クラシカルな12フレットジョイントとなっており、14フレットジョイントの000-15Mより、ふくよかさが強調された鳴りが魅力です。
000サイズが生まれた1900年代初頭は12フレットジョイント仕様が標準だったため、よりトラディショナルなモデルといえます。
16 Series
スプルーストップ、マホガニーまたはローズウッドサイドバック、オール単板のシリーズ。
もちろんアメリカ製です。
「D-28」等のスタンダードシリーズよりも安価でMartinサウンドを得られるよう試行錯誤を繰り返してきた集大成のシリーズです。
30万円台のモデルは「エレアコ」の他に「アコベ」「エレガット」と特殊なモデルが揃っています。
Martinクオリティーのこういったモデルは貴方の音楽を引き立たせる上質なスパイスになるのではないでしょうか?
000-16 Street Master
ストリートライブを繰り返し行ううちに塗装が焼け、経年変化を再現したStreet Master Serise。
このシリーズには金の刺繍のMartinロゴが入れられた耐久性も抜群のギグバッグが付属致します。
こちらはVTS加工が施されたアディロンダックスプルーストップ、ローズウッドサイド/バック&指板/ブリッジ、マホガニーネックの組み合わせの000-16Street Master。
通常のサテンフィニッシュのモデルとは異なる渋いルックスを備えたクールな1本。
サウンドもこの仕様に加え、スキャロップドブレイシングならではの荒々しい力強い鳴り、そして000シェイプならではの繊細なタッチまで、弾き手のニュアンスを余すことなく伝えてくれます。
USA製においてこの木材の組み合わせは、コストパフォーマンスを発揮したモデルであると思います。
ヴィンテージライクなトーンをお求めの方におすすめしたい1本です。
D-16E
Dサイズではありますが、薄型ボディにより、音の反応にも優れています。
ストロークからフィンガースタイルまで対応できます。
トップはスプルース単板。
サイドバック材はマホガニー単板とローズウッド単板の2種類がラインナップされています。
マホガニーの明るく柔らかい音、ローズウッドの硬質で綺羅びやかな音、どちらもスタンダードな木材の組み合わせです。
GPC-16E
Martinの長い歴史の中でも近年に生まれたボディサイズであるGPC(Grand Performance Cutaway)。
ドレッドノートより小ぶりに見えますが、ボディ上部はオーディトリアム、ボディ下部はワイドになっております。
GPCは通常深胴ですが16シリーズのGPCは薄型ボディになっていますので、音の反応にも優れています。
トップはスプルース単板。
サイドバック材はマホガニー単板とローズウッド単板の2種類がラインナップされています。
マホガニーの明るく柔らかい音、ローズウッドの硬質で綺羅びやかな音、どちらもスタンダードな木材の組み合わせです。
BC-16E
アコースティックギターでの圧倒的な実績に裏打ちされた本物のアコースティックベースです。
スプルース×インディアンローズウッドのオール単板を使用。
フォワードシフテッドのスキャロップブレーシングを選択したことからも
豊かな音量とスウィートなトーンを志向したことが伺えます。
アコースティックベースといってもアンプに接続前提の商品が大勢を占めるなか
生鳴りでも十分な満足感を得られるのは上記の要素によるものでしょう。
34インチスケールでエレクトリックからの持ち替え時にも違和感は最小限なのも注目ポイント。
弦間の間隔を含めるとプレシジョンベースにとても近い手触りで演奏できます。
000C12-16E Nylon
珍しいMartinのエレガットモデル。
トップはスプルース、サイド&バックにはマホガニーを使用したオール単板モデルです。
ナット幅は約47.6mmで、ガットギターとしてはやや狭めの仕様。
またネックシェイプがLow Profileと弾きやすい形状の為、手の小さな方にもオススメです。
ポピュラーミュージックにも対応できるモデルです。
17 Series
レトロなルックス、Martinのラインナップでは珍しいバーストカラーやブラックカラーを採用しているシリーズです。
スプルーストップ、マホガニーサイドバックの定番の組み合わせ。
もちろんオール単板、アメリカ製です。
DSS-17
「DSS」はスロープ・ショルダーと呼ばれる丸みを帯びたネック・ジョイントが特徴の一つ。
エイジド加工された丸いアイボロイド・ボタンのオープンギアのチューニングマシーンなど、旧き良き時代のアメリカの香りが漂うモデルです。
スプルース×マホガニーという定番の木材で構成されたオール単板ボディに、艶消し仕上げをしており、よりウッディなサウンドが体感しやすく、音色まで渋くブルージーな印象です。
初期段階から素晴らしい生鳴を体感できるモデルですので、即戦力の鳴りを追及する方にもおすすめできる1本となります。
000-17
000サイズの抱えやすいボディ。
DSSと比較すると低音がガンガン出るダイナミックさというよりは纏まりの良いバランスの整った出音が魅力。
スプルース×マホガニーという定番の木材で構成されたオール単板ボディに、艶消し仕上げをしており、よりウッディなサウンドが体感しやすく、音色まで渋くブルージーな印象です。
000-17E
000-17のピックアップ付きヴァージョン。
フィッシュマンのピックアップシステムMatrix VT Enhance が搭載されており、ボリューム、トーンの他に、ブリッジ下に取り付けられた、エンハンス・トランスデューサーとのミックスで、よりリアルで、倍音も多く、音圧のある生々しい振動を再現してくれます。
まとめ
生音にこだわりたい方はまずこちらを検討してみてはいかがでしょうか。
スタンダードモデルは手が出ないけど…というお客様にもオススメです!
店頭ではそれぞれ気になったモデルを試奏出来ます(在庫確認していただけると確実です)。
ご来店・お問い合わせお待ちしています。
Martin価格帯別ラインナップ
他の価格帯のMartinギターはこちらで紹介しています。
是非チェックしてみてください。
https://www.kurosawagakki.com/blog/martin-300000level