Martinの40万円台はスタンダードシリーズのど定番がラインナップされている価格帯です。
Martinのスタンダードモデルはやはり格別。
数多くのミュージシャンに愛され、名曲を生み出したギターには特別な想いが込められています。
Standard Series
Martinが世に送り出したアコースティックギター。
多くの画期的な発明、そして長い歴史によりアコースティックギターの「標準」と呼ぶギターになっています。
多くのミュージシャンに愛され、数多くの名曲を作り出してきたアコースティックギター、音楽の歴史にずっと寄り添ってきたアコースティックギターです。
スタンダードシリーズはそういった名声を不動のものにしたモデルを中心に構成されています。
40万円台ではD-28を始めとしたド定番モデルなどがラインナップされています。
アコギを全く知らない人でも、知らず知らずのうちにこのギターの音を聴いたことあるのではないかと思います。
D-18
D-28と双璧を成すドレットノートのスタンダード”D-18″
数え切れないアーティスト、ミュージシャンがライブ、レコーディングに使用し、今も多くの愛用者がいるアコースティックギターです。
マーチンは煌びやかなサウンドといわれる所以がD-28などのサイドバックに使われている「ローズウッド」です。
D-18のサイドバックに使用されているマホガニーより硬い木材なので高音域に特徴を持っています。
対し、マホガニーを使用しているD-18はローズウッドを使用しているD-28に比べると高音域がまろやかに響き、中低音域がより表情豊かにサウンドします。
オールドスタイルのヘッドロゴ、オープンギアペグ、べっ甲柄ピックガード。
全体のルックスだけではなくギターのサウンドに直結するボディー内部のブレーシング構造も
「フォワードシフテッドブレイシング＆スキャロップドブレイシング」を採用し、音がポンポン前に出てくる様に鳴り、倍音豊かなサウンドを奏でます。
2023 NAMM NEW MODELとして新しくサテンフィニッシュのラインナップが加わりました。
Style: Gloss
¥420,000
Style: Satin（2023 NAMM NEW MODEL）
¥359,000
Style: Satin Amberburst（2023 NAMM NEW MODEL）
¥359,000
今まで通りの艶があり高級感のあるGloss、素朴で薄い塗装が特徴のSatin、そしてサテンのアンバートーン。
Glossフィニッシュでカラーオプションとしてサンバーストやアンバートーンに変更すると30,000円(税込)高くなるのでSatinフィニッシュはお得かもしれません。
0-18
コンパクトなボディに本格的なスペックを詰め込んだ玄人好みのシングルオー！
スキャロップドブレイシングやエイジングトナー、オープンバックペグ等のヴィンテージ仕様をふんだんに取り入れながら、ショートサドル仕様、ネックシェイプに薄い「U型」を採用したりと、ヴィンテージ仕様に重点を置きつつも、現代的な使用に扱いやすくデザインされています。
トリプルオーやダブルオーと比べやや厚みのあるボディで、コンパクトながら奥行きのあるサウンド。
スキャロップドブレイシング（トーンバーのみノンスキャロップ）を採用しており、レスポンスの良さも際立ちます。
マホガニーのウッディーで柔らかい音色は耳に心地よく、ついつい時間を忘れてつま弾きたくなる魅力的な一本です。
00-18
ちょうど良いサイズ感。
圧倒的使いやすさのダブルオーサイズ。
スキャロップドブレイシングやアンティークトナー、オープンバックペグ等のヴィンテージ仕様をふんだんに取り入れながら、ショートサドル仕様、ネックシェイプに薄い「U型」を採用したりと、ヴィンテージ仕様に重点を置きつつも、現代的な使用に扱いやすくデザインされています。
トリプルオーよりも一回り小さく、シングルオーよりも一回り大きい。
絶妙に抱えやすいサイズ感と、コンパクトながら奥行きのあるサウンド、マホガニーのウッディーで柔らかい音色は耳に心地よく、ついつい時間を忘れてつま弾きたくなります。
低音の深みやボリューム感はサイズ以上で、メインギターとして十分使える魅力的なモデルです。
000-18
000-18はMartinの代表作であり同じサイズの000-28と双璧を成すほどの人気を誇りプリウォーモデルのデザインを基調にしながらも現代的な使用感を併せ持つ傑作です。
マホガニーがもつ甘く優しい響きはボディサイズと相まってずっと爪弾いていたくなる音色。
パフォーミング・アーティスト・テーパーを採用したローオーバルシェイプのネックはショートスケールと共存して弾きやすさを追求。
また000サイズが抱えやすく演奏時のストレスフリーな弾き心地も魅力的です。
OM-21
スタイル21、あまり聞き慣れないモデルかと思いますがその歴史は深くコアなファンがいるスタイルです。
サイドバックはローズウッドでスタイル28と同様ですが、ルックスはスタイル18と同様のシンプルなものになっています。
ボディサイズはOMとなっており、000サイズのボディにドレッドノートと同じスケールの仕様。
綺羅びやかな鈴なりとテンション感のあるサウンドでテクニカルなプレイから弾き語りまで幅広く対応できます。
D-28 StreetLegend®
2023 NAMM NEW MODEL
伝統的なD-28のStreet Legend。
スタンダードシリーズで採用されているエイジングトナーやStyle15で人気のStreetMasterシリーズの更に上を行く全く新しい塗装を採用したシリーズです。
トップの杢目を活かしつつ極薄・そして精巧な塗装を施すことでトップに弾き込まれたような傷や打痕をカラーリングデザインとして投影する新技術により一見Aged加工されたような味のある外観に。
つまり掲載の画像からみられる傷に見えるものや打痕に見えるものはカラーリングによって再現されているという驚きのモデルです！
それに伴い弾き込まれたようなサテン塗装のピックガードとAged加工が施されたペグが搭載されています。
D-28
アコースティックギターのスタンダード。
D-28はこれまで多くのアーティスト、ミュージシャンに愛されてきたアコースティックギター。
これまでの音楽シーンを作ってきたと言っても過言ではないでしょう。
太くコシのある低音域を武器に、ストローク奏法では圧倒的なパワー感でプレイヤーを魅了し、フィンガーピッキングではMartinギターらしい艶やかな高音域が的確にプレイヤーをアシストします。
ギター単体で歌うソロギターから、もちろん弾き語りまでこなす事ができるD-28はオールラウンダーなギターと言えるでしょう。
2023 NAMM NEW MODELとして新しくサテンフィニッシュのラインナップが加わりました。
Style: Gloss
¥450,000
Style: Satin（2023 NAMM NEW MODEL）
¥420,000
Style: Satin Amberburst（2023 NAMM NEW MODEL）
¥420,000
今まで通りの艶があり高級感のあるGloss、素朴で薄い塗装が特徴のSatin、そしてサテンのアンバートーン。
Glossフィニッシュでカラーオプションとしてサンバーストやアンバートーンに変更すると30,000円(税込)高くなるのでSatinフィニッシュはお得かもしれません。
D-35
3ピースバックならではの音のバランス。
ワシントン条約によりブラジリアンロースウッドの規制が厳しくなり、木材を効率的に使用する方法を模索していたマーティンが1965年に発売したのがD-35です。バック材を3ピース方式とすることで、材を節約しました。
ブレイシングの高さを若干低くすることで、低音はやや控えめになり、高音部分が美しくクリアに響くようになりました。
中音域の豊かなサウンドは、ストロークでの厚みを生み、フィンガーでのバランスが非常に良いのも特徴です。
D-35の詳しい説明、D-28との違いは下記の記事をご覧ください。
HD-28
アコースティックギターのスタンダードD-28。
そのD-28の戦前復刻ということで1976年から生産されているHD-28。
HD-28はこれまで多くのアーティスト、ミュージシャンに愛されてきたアコースティックギター「D-28」をよりビンテージ仕様にチューンアップしたモデルです。
当時では唯一のスキャロップドXブレイシング仕様モデルとしてリリースされて以来、着実に人気を上げてきたモデルです。
2018年からの新仕様となった”HD-28 Standard”。
フォワードシフトのスキャロップブレーシングとなり、より広がりのあるサウンドとなりました。
立ち上がりが早く、中高音の広がりと低音のバランスが絶妙です。
D-28とHD-28の違いは下記の記事をご覧ください。
OM-28
スケールの短い000-28と同じボディ「Auditorium」にロングスケールを当てはめたギターがこのオーケストラモデル(OM)です。
ドレッドノートの大きなボディサイズは音量、音圧を得ることが出来る反面、演奏のスタイルによってはその大きさに弾きづらさを感じる事もあります。
そこでコンパクトなボディサイズのギターが候補に挙がりますが、選択肢として「000(オーディトリアム)」と「OM(オーケストラモデル)」が最有力候補になるかと思います。
普段D-28やD-18など、ドレッドノートを弾き慣れていると000を弾くと物足りなさを感じるかもしれません。
そんな方に強くオススメしたいのがこのOMです。
000はボディがコンパクトな上にスケールが短いため(テンションが緩い)ボディを振動させる力が弱く、音量、音圧が控えめです。
それに対してOMはスケールがドレッドノートと同じ為、弦のテンションが強いのでコンパクトなボディをより強く振動させ、音量、音圧を得る事ができます。
サイドバックに使用されたローズウッドの持つ煌びやかさにより磨きがかかり、歯切れの良いサウンドを奏でます。
下記の記事でD-28・000-28・OM-28サイズの違いを比較しています。
ぜひご覧ください。
00-28
000(トリプルオー)サイズと0(シングルーオー)サイズの中間のサイズである00(ダブルオー)。
そのサイズ感はとてもバランスが取れており、000サイズよりもコンパクトで弾きやすく、0サイズよりも倍音豊かなサウンドは根強い人気があります。
小さいボディながらレンジの広いサウンドでレスポンスも良く伴奏はもちろんソロプレイでもお楽しみいただけます。
ブルースなどのジャンルにも持ってこいなギターです。
00サイズの解説は下記の記事をご覧ください。
000-28
エリック・クラプトン氏の影響もさることながら、1990年代からはエレキギターをメインで演奏される方が持ちやすいアコースティックギターとしても人気のモデル。
くびれが強く抱えやすい、ショートスケールの強すぎない弦のテンション感で弾き易さがも魅力のひとつです。
2018年のマイナーチェンジを経てヘリンボーントリムや、エイジングトナー、オールドデカール、
べっ甲柄ピックガードなどヴィンテージのスタイルに近づきルックスの面で高級感が増しています。
さらに評判の良いハイパフォーマンステーパーネックは、ハイポジションまで厚みの変わらない
ネック形状でストレスの無い演奏性が人気です。
下記の記事でD-28・000-28・OM-28サイズの違いを比較しています。
ぜひご覧ください。
HD12-28
HD-28といえば、1976年に所謂ヴィンテージシリーズの先駆けとして誕生したモデルです。
ヴィンテージモデルをモチーフにされているので、ヘリンボーンバインディングでボディが彩られています。
本モデルはそんなHD-28の12弦モデルです。
通常のHD-28はフォワードシフトのスキャロップドブレーシングですが、12弦のテンションに耐える強度を保つために、ノンスキャロップドのスタンダードXブレーシングが採用されています。
また、スケールも645mmから632.5mmとなっています。
マーチンと言えば倍音がウリですが、12弦は特にその複雑な響きに圧倒されます。
12弦のギターはきちんと楽器が響かないと雑音まみれの様な音になってしまいますが、本モデルは複雑ながらもきちんと澄んだ響きを持っており、マーチンギターのクオリティの高さが伺えます。
ヴィンテージライクな外観になりながらも、演奏性は現代的な仕様です。
ネック・シェイプはハイパフォーマンステーパー、モディファイドロウオーヴァルが採用されており、ハイポジションでも優れた演奏性を実現。
更にナット幅も46.0mmと比較的細目のため、弾き心地は抜群です。
M-36
グランド・オーディトリアムというトリプル・オゥよりもひとまわり大きなボディサイズ。
35と同じスリーピース・バックが特徴。
ビートルズのプロデューサー、ジョージ・マーティンが愛したモデルとしても有名。
スタジオ録音に最適と太鼓判を押されたギターです。
まとめ
この価格帯は特殊なモデルを除くとスタンダードモデルのみのランナップとなりました。
そして、D-28など有名なモデルがあります。
サイズの違いなどで悩む方も多いので是非試してみることをおすすめします。
店頭ではそれぞれ気になったモデルを試奏出来ます（在庫確認していただけると確実です）。
ご来店・お問い合わせお待ちしています。
Martin価格帯別ラインナップ
他の価格帯のMartinギターはこちらで紹介しています。
是非チェックしてみてください。
