Martinの50万円台にはスタンダードシリーズのど定番「デニッパ」を始めスタンダードの名に相応しいモデルがラインナップされています。
ギターの歴史だけでなく音楽の歴史に多大な影響を与えた憧れや特別な想いがあるアコースティックギターです。

Standard Series

Martinが世に送り出したアコースティックギター。
多くの画期的な発明、そして長い歴史によりアコースティックギターの「標準」と呼ぶギターになっています。
多くのミュージシャンに愛され、数多くの名曲を作り出してきたアコースティックギター、音楽の歴史にずっと寄り添ってきたアコースティックギターです。
スタンダードシリーズはそういった名声を不動のものにしたモデルを中心に構成されています。
OM-21

スタイル21、あまり聞き慣れないモデルかと思いますがその歴史は深くコアなファンがいるスタイルです。
サイドバックはローズウッドでスタイル28と同様ですが、ルックスはスタイル18と同様のシンプルなものになっています。
ボディサイズはOMとなっており、000サイズのボディにドレッドノートと同じスケールの仕様。
綺羅びやかな鈴なりとテンション感のあるサウンドでテクニカルなプレイから弾き語りまで幅広く対応できます。
D-28

アコースティックギターのスタンダード。
D-28はこれまで多くのアーティスト、ミュージシャンに愛されてきたアコースティックギター。
これまでの音楽シーンを作ってきたと言っても過言ではないでしょう。
太くコシのある低音域を武器に、ストローク奏法では圧倒的なパワー感でプレイヤーを魅了し、フィンガーピッキングではMartinギターらしい艶やかな高音域が的確にプレイヤーをアシストします。
ギター単体で歌うソロギターから、もちろん弾き語りまでこなす事ができるD-28はオールラウンダーなギターと言えるでしょう。
ラインナップは高級感のあるグロスフィニッシュ、素朴で薄い塗装が特徴のサテンフィニッシュ、そしてサテンフィニッシュのアンバートーンがあります。
D-35

3ピースバックならではの音のバランス。
ワシントン条約によりブラジリアンロースウッドの規制が厳しくなり、木材を効率的に使用する方法を模索していたマーティンが1965年に発売したのがD-35です。バック材を3ピース方式とすることで、材を節約しました。
ブレイシングの高さを若干低くすることで、低音はやや控えめになり、高音部分が美しくクリアに響くようになりました。
中音域の豊かなサウンドは、ストロークでの厚みを生み、フィンガーでのバランスが非常に良いのも特徴です。
D-35の詳しい説明、D-28との違いは下記の記事をご覧ください。
HD-28

アコースティックギターのスタンダードD-28。
そのD-28の戦前復刻ということで1976年から生産されているHD-28。
HD-28はこれまで多くのアーティスト、ミュージシャンに愛されてきたアコースティックギター「D-28」をよりビンテージ仕様にチューンアップしたモデルです。
当時では唯一のスキャロップドXブレイシング仕様モデルとしてリリースされて以来、着実に人気を上げてきたモデルです。
2018年からの新仕様となった”HD-28 Standard”。
フォワードシフトのスキャロップブレーシングとなり、より広がりのあるサウンドとなりました。
立ち上がりが早く、中高音の広がりと低音のバランスが絶妙です。
D-28とHD-28の違いは下記の記事をご覧ください。
OM-28

スケールの短い000-28と同じボディ「Auditorium」にロングスケールを当てはめたギターがこのオーケストラモデル(OM)です。
ドレッドノートの大きなボディサイズは音量、音圧を得ることが出来る反面、演奏のスタイルによってはその大きさに弾きづらさを感じる事もあります。
そこでコンパクトなボディサイズのギターが候補に挙がりますが、選択肢として「000(オーディトリアム)」と「OM(オーケストラモデル)」が最有力候補になるかと思います。
普段D-28やD-18など、ドレッドノートを弾き慣れていると000を弾くと物足りなさを感じるかもしれません。
そんな方に強くオススメしたいのがこのOMです。
000はボディがコンパクトな上にスケールが短いため(テンションが緩い)ボディを振動させる力が弱く、音量、音圧が控えめです。
それに対してOMはスケールがドレッドノートと同じ為、弦のテンションが強いのでコンパクトなボディをより強く振動させ、音量、音圧を得る事ができます。
サイドバックに使用されたローズウッドの持つ煌びやかさにより磨きがかかり、歯切れの良いサウンドを奏でます。
下記の記事でD-28・000-28・OM-28サイズの違いを比較しています。
ぜひご覧ください。
00-28

000(トリプルオー)サイズと0(シングルーオー)サイズの中間のサイズである00(ダブルオー)。
そのサイズ感はとてもバランスが取れており、000サイズよりもコンパクトで弾きやすく、0サイズよりも倍音豊かなサウンドは根強い人気があります。
小さいボディながらレンジの広いサウンドでレスポンスも良く伴奏はもちろんソロプレイでもお楽しみいただけます。
ブルースなどのジャンルにも持ってこいなギターです。
00サイズの解説は下記の記事をご覧ください。
000-28

エリック・クラプトン氏の影響もさることながら、1990年代からはエレキギターをメインで演奏される方が持ちやすいアコースティックギターとしても人気のモデル。
くびれが強く抱えやすい、ショートスケールの強すぎない弦のテンション感で弾き易さがも魅力のひとつです。
2018年のマイナーチェンジを経てヘリンボーントリムや、エイジングトナー、オールドデカール、
べっ甲柄ピックガードなどヴィンテージのスタイルに近づきルックスの面で高級感が増しています。
さらに評判の良いハイパフォーマンステーパーネックは、ハイポジションまで厚みの変わらない
ネック形状でストレスの無い演奏性が人気です。
下記の記事でD-28・000-28・OM-28サイズの違いを比較しています。
ぜひご覧ください。
Custom Signature Editions

CEO-7

クリス・マーティン4世のアイデアから生まれたCEOシリーズは、定番モデルとは一線を画す独自性の高いギターです。
アディロンダックスプルーストップにマホガニーのサイド&バックを採用し、小ぶりなOOスロープショルダーシェイプながら迫力のあるサウンドを実現。
エボニー指板&ブリッジ、スキャロップドXブレイシング、モディファイドVシェイプネックなど、こだわりのスペックを搭載し、サンバーストカラーの美しい仕上げが魅力です。
まとめ
シリーズ | モデル名 | 税込販売価格 |
Standard Series | OM-21 | ¥517,000 |
D-28 | ¥550,000 | |
OM-28 | ¥594,000 | |
HD-28 | ¥594,000 | |
00-28 | ¥594,000 | |
000-28 | ¥594,000 | |
D-35 | ¥594,000 | |
Custom Signature Editions | CEO-7 | ¥572,000 |
店頭ではそれぞれ気になったモデルを試奏出来ます(在庫確認していただけると確実です)。
ご来店・お問い合わせお待ちしています。
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