こんにちは。G-CLUB SHIBUYAの矢嶋(やじま)です。
8/24(土)に当店6F Martinギターフロアにて開催されたMartin Guitar Band Camp in SHIBUYA!! #1。
ライブハウスが集るこの地、渋谷にて開催した記念すべき第1回のゲストとして、MARSBERG SUBWAY SYSTEMより古川 貴之さん&松本 翔 さんにご来店いただきました!
イベント当日は暑さを忘れさせるほどの皆様の凄まじい熱量で大盛況をいただきました!
ご来場いただいた参加者の皆様、誠にありがとうございました!
そして、今回は都合が合わなくて行くことが出来なかった・・・という方に向けて、イベントレポートを執筆しました!
古川さん・松本さんがMartinギターを弾き倒し、たくさん語っていただいた盛りだくさんの1日!
是非ご覧ください!
- イベント本編スタート!まずご紹介いただいたのは・・・?
- コスパ抜群のMartin Xシリーズ!早速楽曲披露も・・・!
- USA製エレアコの代名詞、モダンデラックスシリーズ!続いて披露していただいたのは・・・?
- 正統進化系アコギ!SCシリーズ!ギタリストには嬉しい仕様が満載!
- 特別にご本人使用実機で比較演奏!実はあの曲にもアコギが使われていた・・・!?
- イベントもいよいよ終盤!当店自慢のカスタムオーダー品をかき鳴らしていただきました!
- イベントはまだ終わりません!やじまの無茶振り企画!アンプラグドで楽曲披露!
- イベント終了!最後に・・・。
- MARSBERG SUBWAY SYSTEM “Live Schedule!!”
イベント本編スタート!まずご紹介いただいたのは・・・?
イベント当日は運良く快晴に恵まれ、定刻通りにイベントが開始。
今回のバンドキャンプを開催するにあたって、実はお二人には事前に何本か選定を行っていただいており、当店在庫の中でも選りすぐりの計8本をご紹介いただきました!
その中でも古川さんが「このMartinには痺れた!」と絶賛していただいたモデルを早速ご紹介。
その名もCTM D-45 Golden Era。
こちらは1937年付近に製造された当時物のD-45を意識して、当店が独自にオーダーを行った1本。
Martinというブランドは歴史上、第二次世界大戦付近の年代を黄金期(ゴールデンエラ)と称しているのですが、このモデルは今現在可能な限り再現を試みた1本です。
当時使用されていた木材の音響特性に似た傾向を持つ木材を使用し、ボディ内に張り巡らされたブレーシング(力木)も当時の仕様に乗っ取って再現。
実際に弾いていただき、「シャリンとした煌びやかさがとても好き」と語る古川さん。
今回のイベントで初めてMartinギターのサウンドを聞いた方も多く、文字通り煌びやかなサウンドに驚いていただいた方がたくさんいらっしゃいました!
そして、松本さんが「一目惚れしてしまった・・・」と語る1本はこちらのCTM 000-45 Navy Blue。
皆様見てください。この気品に溢れたラグジュアリーなルックス。堪りません・・・!
こちらのギターも当店が独自にオーダーした1本。
世界三大ギタリストとして知られるエリック・クラプトンが過去に使用していた氏のシグネチャーモデルを踏襲した1本に仕上げています。
名前にある通り、ボディカラーには深い海のようなネイビーブルーを採用し、数あるMartinギターの中でも特に目を惹く1本です。
事前にご来店いただいた際に「このギターから目が離せない」と仰っていただき、オーダーを考案したスタッフが大変喜んでおりました・・・!
コスパ抜群のMartin Xシリーズ!早速楽曲披露も・・・!
ここからは価格帯別にご紹介いただきましょう!ということで、続いて弾いていただいた物はXシリーズと呼ばれるMartinのエントリークラスモデルです。
Xシリーズは基本的にメキシコのファクトリーで製造されており、価格帯で見ると凡そ¥100,000-付近の物が多く、お求めやすい価格で良質な物を手にしたいという方には是非おすすめしたいシリーズです。
その中でも、今回古川さんと松本さんにご紹介いただいたのはD-X2E&000-X2E-Braz-の2本。
Martinの数あるカタログモデルの中でも、お求めやすさとサウンドの良さが両立しているおすすめモデルです。
実際に鳴らしていただき、「これに乗り換えたいくらいに扱いやすい!」と語るお二人。
しかもこのシリーズ、実は木材に見えて木材じゃないんです・・・!
2本とも表板は天然の木材を使用しているのですが、横板と裏板にご注目ください。
ここに使用されている素材はHPL(ハイプレッシャー・ラミネート)と呼ばれる人工的に作られた素材を使用しています。
木を製材する際に出る木粉を樹脂などと一緒に練り混ぜて成型した現代的な素材で、表面には天然の木材の杢目をラミネートしています。
ちなみに、Martinには大きく分けてドレットノートと000(トリプルオー)という2つのボディサイズがあります。
Martinがニューヨークにお店を建ててから歴史が始まり、当時から190年以上が経った今でも、良い意味で変わることがないボディなのです。
アコギと聞かれたらこの2つを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
この2本を使用して早速ご披露いただいたのは、PIZZICATO FIVEのカバーで「ベイビィ・ポータブル・ロック」。
古川さんと松本さんが生み出す軽快でリズミカルなサウンドとXシリーズ特有のザクザクとしたサウンドが非常にマッチしており、参加者の皆様にもたくさんの笑みが見えました。
USA製エレアコの代名詞、モダンデラックスシリーズ!続いて披露していただいたのは・・・?
Martinではシリーズ別に生産工場が変わることを皆様ご存じでしょうか?
先程ご紹介したXシリーズはメキシコファクトリーで作られており、これから紹介する2本はMartinの本拠地、アメリカのペンシルバニア州にあるナザレスという場所で製造されます。
数あるUSA製の中でも今回お二人に持っていただいたのは、D-28E Modern DeluxeとOM-28E Modern Deluxe。ご紹介するモダンデラックスシリーズですが、USA製モデルを代表するエレアコ達です。
実はこのシリーズ、ネック裏が僅かながらに左右非対称に削られており、手に吸い付いてくる謎の握りやすさがあるのです。
ネックの厚みも比較的薄めに設計されており、握りやすいと語る古川さんと松本さん。
普段のライブではFenderとGibsonのエレキギターを多用されるお二人にとって、数あるMartinギターの中でも特に弾きやすいと感じていただけました。
この2本を使用して2曲目に披露していただいたのはGRAPEVINEのカバーで「片側一車線の夢」。
Martinギターならではのサウンドの存在感とモダンデラックス特有の「ジャリン」とした煌びやかさが見事なマリアージュを起こしており、体の芯まで染み渡るようなどこか儚い美しさというものを私を含め参加者の皆様も感じていました。
正統進化系アコギ!SCシリーズ!ギタリストには嬉しい仕様が満載!
続いて、お二人に持っていただいたのはいわゆる「The アコギ」の見た目からは大きく離れたSCシリーズ。
アコギなのにネックが取れたり、ハイポジションにアクセスしやすい独特のカッタウェイを搭載していたりと、ギタリストにとって嬉しい要素が盛りだくさんの本シリーズ。
個人的に古川さんと松本さんに是非1度持って欲しい!と切望していたりしました。
↓SCシリーズの解説は下記の記事をご覧ください!↓
Martinギターの中ではボディ厚が比較的抑えられており、ネックも非常に薄いため、まるでエレキギターであるかのような弾き方でアコースティックサウンドを出すことが出来ます。
イベント当日では参加者の皆様からのQ&Aも織り交ぜており、お二人がギターを始めた当時に練習されていた楽曲のフレーズなども実演!
エレキギターでは弾けても、通常のアコギでは難しいフレーズでも、SCならエレキギターに近い感覚で弾ける!とお二人には太鼓判を押していただきました!🎸
そして、このSCシリーズを使用して披露していただいたのは、MARSBERG SUBWAY SYSTEMの楽曲より、「彗星のバラード」。
ゆっくりと揺らめく印象的なイントロがアコギならではの空気感も相まって一味違った美しさが生まれており、ライブや音源で感じる印象とはまた違う物で、大変格別な瞬間でした。
特別にご本人使用実機で比較演奏!実はあの曲にもアコギが使われていた・・・!?
そして、今回は参加者の皆様に聴覚上でも違いを感じてもらおう!ということで、特別にご本人使用実機をご持参いただき、Martinギターと比較演奏していただきました!
先程、披露していただいた「彗星のバラード」の1コーラスを演奏してもらい、具体的にMartinとのサウンドはどのような違いがあるのか?というポイントを含め、参加者の皆様に解説いただきました!
早速、松本さんにご紹介いただいたのは愛機であるGibson J-50。
Martinと肩を並べて世界的に有名なブランド、Gibsonのサウンドは煌びやかさというよりも「骨太で良い意味で泥臭いサウンド」が特徴。
実際に弾いていただき、「Gibsonは中音域の存在感が強い」と語る松本さん。
どこか暖かみを感じるサウンドは、横板と裏板に使われているマホガニーという木材の音響特性が挙げられます。
木材の中では比較的柔らかい部類で、この柔らかさが独特の暖かさを生み出しています。
ピックで鳴らせばザクザクとした響き方になり、ロックやブルースなどのジャンルを思わずかき鳴らしたくなるのがGibsonの特徴。
Gibsonの鳴り方はMartinとはまた一味違ったアコースティックサウンドであると実際に聴いた皆様も感じられたようです🎸
古川さんの愛機でもあるYAMAHAギターは表板にスプルース(松)、横板と裏板にはローズウッドという組み合わせ。
ローズウッドの音響特性はふくよかな低音と艶やかな高音域の出方に特徴があります。
当日弾いていただいたいくつかのMartinギターと近しい木材のチョイスで、サウンドの方向性もどこか通ずる物を感じました。
そして、こちらのギターに出会ってから何と10年近く経っているということで「新品の時と音が変わってきた」と語る古川さん。
アコースティックギターは生の楽器なので、長い間弾いて音を出し続けていると音が育っていくのです。
オカルトめいた話に聞こえるかもしれませんが、これ結構本当の話なんですよね・・・!
(何故音が育っていくのかのお話はまた別の機会に・・・)
是非皆様もご自身の愛機をたくさん音を出してあげて、本当の意味での「相棒」になるまで育ててみてください!
ここで松本さんより、「実はMARSBERG SUBWAY SYSTEMの楽曲で、唯一アコギが使われている曲があることを皆さんご存じですか?」と楽曲の裏話もお話いただきました!
なんと「辻斬り惑星」のレコーディングで、古川さんのYAMAHAギターが使われたそうです!
レコーディングの際に収録したアコースティックギターでのフレーズも実演していただき、非常に内容が濃かったです・・・!
ファンの皆様、今一度楽曲を聴き直して、どこに入っているのか探してみてください!
(楽曲序盤の方かもしれませんよ・・・!)
イベントもいよいよ終盤!当店自慢のカスタムオーダー品をかき鳴らしていただきました!
楽しい時間はあっという間に過ぎてしまうものです・・・。
イベントもいよいよ終了ということで、最後の目玉として当店が独自にオーダーした自慢のカスタムMartinギターを弾いていただきました!
先程ご紹介したCTM D-45 Golden Eraを古川さん、CTM 000-45 Navy Blueを松本さんに持っていただきご披露いただいたのは、MARSBERG SUBWAY SYSTEMの楽曲より「シャーリーブラウン」。
古川さんが「少しテンポを速くしてやろう!」ということで、リハーサルよりも少し早いBPMで演奏。
こちらの2本はピックアップが搭載されていない為、楽器の生音をマイクで集音。
どこか甘酸っぱさを感じる歌詞とお二人が奏でられる旋律が大変美しく、曲間で度々顔を合わせながら演奏されている瞬間を見ると、参加者の皆様にもたくさんの笑みが。
ギター、そして何より音楽を本当の意味で心の底から全員が楽しんでいる素敵な瞬間でした。
イベントはまだ終わりません!やじまの無茶振り企画!アンプラグドで楽曲披露!
お二人による解説や実演、ファンの皆様からによるQ&Aなど盛りだくさんの内容で進行してきたバンドキャンプ。
ここまで実に2時間弱進行してきても、まだ終わりたくない・・・という矢嶋のわがままが発生ししてしまいまして・・・。
そこで、私の無茶振りで急遽お二人にはマイク・アンプを一切使用せず、生の歌声&アコースティックギターのみ、つまり「本当のアンプラグド形式」にて楽曲をご披露していただきました!!
そして、こんなにも素敵な日を記念して、今日だけの特別な思い出として・・・お二人にはステージを降りていただき、観客席の最前線で演奏していただきました!
バンドキャンプの最後を締めくくるのはMARSBERG SUBWAY SYSTEMの楽曲より「昨日の未来」。
Martinギターならではの空間の隅々までに染み渡るサウンドの臨場感、そして何より電気を通さない完全なる生演奏だからこそ感じられる空間の抑揚。
お二人だからこそ生み出せた空気感は間違いなくこの場にいた全員が肌で感じていました。
唐突な矢嶋の無茶振りに対してご快諾いただいた古川さん・松本さん、本当にありがとうございました!🎸
イベント終了!最後に・・・。
最後を締めくくったアンプラグドVer.が終わり、これにてイベントが終了!
皆様からの拍手が鳴りやまない中、惜しまれつつも閉会に。
参加者皆様のMARSBERG SUBWAY SYSTEMに対する愛情でフロアが埋め尽くされて、溢れていた素敵な1日となりました。
また、イベント終了後の物販タイムでは何と矢嶋にも話しかけてくださった参加者の方も居り、物凄く嬉しかったです・・・!
皆様、いかがでしたでしょうか?
1日通して司会進行を務めさせていただき、皆様のお顔を見ているだけでマズバグに対する愛情が物凄く伝わってきましたし、Martinギターを視覚・聴覚上でも楽しんでいただけて大変嬉しく思っております!
今回のMartin Guitar Band Camp in SHIBUYA!! #1はこれにて終了ですが、9/25には2nd mini albumのリリース、10/25(水)渋谷 Spotify O-Crestの公演を皮切りに全国ツアーが始まり、来年には渋谷 CLUB QUATTROでバンド史上初となる単独公演など・・・。今後のマズバグは1秒たりとも見逃せませんね・・・!
この度ご来場いただいた参加者の皆様、そしてMartinギターの魅力を最大限に語り、弾きつくしてくれた古川さん・松本さん、改めまして本当にありがとうございました!🎸
当日ご参加いただいた方は是非SNS上で#MGBCのハッシュタグを付けて、この日の思い出を思う存分語っていただけると嬉しいです!
※写真・動画の掲載も、もちろんOKです!
早速第2回も企画中でございます!乞うご期待・・・!
それでは皆様、ライブハウスとG-CLUB SHIBUYA、そして次のMartin Guitar Band Campにてお会いしましょう!また次回!☺
MARSBERG SUBWAY SYSTEM “Live Schedule!!”
2024.09.13(Fri):Shibuya Milkyway
# MARSBERG SUBWAY SYSTEM Presents「惑星と鳥」
-ACT-
MARSBERG SUBWAY SYSTEM
鶴
OPEN 18:30 / START 19:00
ADV 3,800yen
■ TICKET
https://t.livepocket.jp/e/wakuseitotori
2024.10.02 (Wed) :Osaka・Umeda Shangri-La
#「KERBEROS rebirth」
-ACT-
MARSBERG SUBWAY SYSTEM
Yellow Studs
Large House Satisfaction
OPEN 18:30 / START 19:00
ADV 3,500yen
■ TICKET
https://eplus.jp/sf/detail/4140980001-P0030001
2024.10.09 (wed) :Nagoya・Ikeshita CLUB UPSET
#「KERBEROS rebirth」
-ACT-
MARSBERG SUBWAY SYSTEM
Yellow Studs
Large House Satisfaction
OPEN 18:30 / START 19:00
ADV 3,500yen
■ TICKET
https://eplus.jp/sf/detail/4138320001-P0030001
2024.10.17 (Thu) :Chiba LOOK
#「toybee TOUR 2024『THE GOLDENAGE』」
-ACT-
MARSBERG SUBWAY SYSTEM
toybee
The Cheserasera
OPEN 18:30 / START 19:00
Ticket 3,000yen
■ TICKET
https://eplus.jp/sf/detail/4170600001-P0030001
SNS/公式サイト
HP(バンド):https://marsbergsubwaysystem.com/
X(バンド):@marsberg_info
X(古川 貴之):@marsberg_subway
X(松本 翔):@marsberg_gt