カスタムモデル：Martin CTM 0-21 【14 Flet Joint】-『ありそうでなかった』がコンセプトの通好みな1本！-

クロサワ楽器町田店がオーダーしたMartinカスタムモデル【CTM 0-21】を紹介させていただきます。

フルサイズのマーチンギターの中で最もコンパクトなシェイプであるシングル0(シングルオー)をベースに、演奏性を考慮して14フレットジョイント、42.9mmナット幅等拘りを随所に詰め込んでおります。

それでは詳細に、その魅力について語らせていただきます。

Martin CTM 0-21
シリアルナンバー
#2780031

販売価格：￥748,000(税込)

クロサワ楽器店オンラインショップ
Martin CTM 0-21 #2780031

コンセプト
材について
演奏性
試奏動画
仕様

コンセプト

現行のUSA製マーチンではシングル0サイズで14フレットジョイントのモデルは0-18のみで、ローズウッドを使用しているモデルが存在していません。
012-28 Modern Deluxeというモデルも存在しますがこちらは12フレットジョイントとなっております。
12フレットジョイントは音も素晴らしく、長所はふんだんにあるのですが、演奏性を考えるとやはり14フレットジョイントの方が弾きやすいという方も多いでしょう。

加えて近年ではコンパクトなギターの需要が高まっており、小さくても鳴りが良いギターが欲しい！という方に向けたモデルです。

シングル0は000や00に比べるとボディ幅は小さいですがボディの厚みがある為、良い意味でサイズ感に見合わない奥行のある響きをご堪能いただけます。

マーチンボディシェイプについての詳細はこちらをご参照下さい。

更に本モデルはより通好みにしようと考え、Style28ではなくStyle21をベースにオーダーしております。
Style21は一言で言えばStyle18の外観にStyle28の材を用いたモデルです。
ヘリンボーンに彩られたデザインも素敵ですがもっとシンプルに、木の温もりがダイレクトに伝わるような外観をイメージしています。

材について

トップ材はあくまでOM-21や000-28のサウンドをベースにイメージしている為、アディロンダックスプルースやイングルマンスプルースを使用せず、シトカスプルースを選択しております。
ですがせっかくのカスタムオーダー品ですので、トップには最もグレードの高いGrade8のプレミアムシトカスプルースを採用しました。

プレミアムシトカスプルース

Grade4スプルース

マーチン社は使用する材を杢目や響き等で厳格にグレードを仕分けしており、現行のStyle28ではGrade4のスプルースが使用されております。
最高グレードであるが故に小ぶりなボディながらも豊かな音量と、奥行のある響きを確立しております。
また、トップカラーは現行モデルのエイジングトナー着色ではなく、自然なクリアフィニッシュを採用しています。

更に指板もブラックエボニーをチョイス。
こちらも現在のStyle28ではストライプエボニーが使用されておりますが、深い黒色はやはり高級感がございます。