Premium Electric Reviewby Takayuki Kawaguchi

Dennis Galuszuka氏が手掛けた、アルダー・ボディ/ローズ指板の基本的なストラトキャスター。61年製をモチーフにしていて、スラブ貼り、グラデーションのはっきりした赤みが強い3トーン・サンバーストなどはオリジナルを踏襲しています。
嫌味がなくややハード目に施されたレリック加工も実に格好良いです。
サウンドももちろん納得の出来栄えで、このギターを長い年月をかけ育てていけば、ヴィンテージに肉薄するサウンドが出るのではと夢も膨らむ1本です。

J.W. Black氏がFender社を退職した後立ち上げた自身のブランド「J.W. Guitars」のストラト・タイプ、ほぼ1本丸ごと本人による製作のUSA製です。
数々のヴィンテージ・ギターのリペア作業やフェンダー社で培った技術、経験を基に、とても完成度の高いストラト・モデルを作り上げています。
指板のラジアスやフレットの大きさ等、フェンダー・ストラトのウィーク・ポイントと言われる部分を改良、またサウンドもバンド・アンサンブルの中でも埋もれず、従来のストラトに比べ幅広い用途で使用出来ます。

ジャパン・ヴィンテージを代表する80年代初頭のTokai LSモデルの人気は昨今非常に高く、市場でも大変高額で取引されています。そこで登場のクロサワ楽器オーダーモデル。
一目で判る極薄のラッカー塗装は木材の鳴りを最大限に引き出します。
大変希少なハカランダ材を指板に用い、その特徴である輪郭のはっきりした芯のあるサウンドを奏でます。その他ディープ・ジョイント等拘りポイント多数。
細部に至るまで仕上がりの美しさはMade in Japanならでは、まずは手にとって実際弾いて頂きたい自信作です。

1952年と言えば初めて「Telecaster」というモデル名が採用された記念の年。
その52年製テレキャスターをモチーフに、家具職人からマスター・ビルダーとなった異色の経歴の持ち主Dennis Galuszuka氏が手掛けた1本。
程よいレリック具合も実にリアルで、見た目の素晴らしさもさることながら、 軽量のアッシュ・ボディから奏でられる素晴らしい生鳴り、ボディ、ネックに伝わる振動が たまらなく心地良いです。
何か良いテレキャスターは？と問われれば、間違いなくおすすめの1本です。

歴代Fender Master Builderの中でも取り分け人気の高いJ.W. Black氏がFender社在籍時に手掛けた1本。自身も深く携わっていたEric Clapton氏のモデルをゴールド・ハードウェア、極上のバーズアイ・メイプルなど用い製作したハイグレード仕様です。
現在のノイズレス・ピックアップではなく、レースセンサー・ピックアップが搭載されている点も初期クラプトン・ストラトのファンには堪りません。
肝心のサウンドも申し分なく、プレイヤーの方にもコレクターの方にも自信を持っておすすめ出来る1本です。

1本物の細部まで指定可能なオーダーにて製作されるPRSの最高級生産ライン「Private Stock」のCustom 22です。
まず圧倒的に高級感漂うルックスが目を惹きます。ボディ・カラー、ペグのツマミ、指板インレイに至るまで、ブルーを基調としたグラデーション・カラーがとても鮮やかです。
ここまで美しいギターだと触るのも躊躇してしまいそうですが、サウンドも圧巻の高品質ですので、是非そのサウンドも堪能していただきたい所です。