60年前、ギブソンがマエストロを世に送り出した時、誰もその先駆的な成功を予測することはできなかったでしょう。2022年ギブソンはその伝説のエフェクター・ペダルを“マエストロ・オリジナル・コレクション“として最新5機種にて復活させます。『FUZZ-TONE(ファズ・トーン) “FZ-M”』、『INVADER DISTORTION(インべーダー・ディストーション)』、『RANGER OVERDRIVE(レンジャー・オーバードライブ』、『COMET CHORUS(コメット・コーラス)』、『DISCOVERER DELAY(ディスカバラー・ディレイ)』の5つのエフェクター・ペダルは、独自のサウンドを求めるミュージシャンのスタイル、デザイン、サウンドに合わせて開発されました。この”マエストロ・オリジナル・コレクション“は、ブランドのパイオニアであり、多くの人に愛されているオリジナルのサウンドとスタイルに忠実であると同時に、マエストロの先進的でモダンな機能、多様性、優れたサウンドメイキング機能を兼ね備えた製品になります。
マエストロは、エフェクトの創始者であり、その創世記からローリング・ストーンズ、ラカンターズ、ピート・タウンゼント、ジョージ・ハリスン、エリック・クラプトン、ピーター・フランプトン、フー・ファイターズ、ブラック・キーズまで、私達が良く知る数々の名曲のサウンドを形作ってきました。マエストロはアーティストが頭に思い描いた音色を、自分のシグネチャーサウンドとして実現するために手助けしてきました。
ギブソン・ブランズの製品開発シニア・ディレクターであるマット・ケーラーはこうコメントします。
「マエストロは、商業的に成功した最初のペダルブランドであり、その後のペダルとエフェクトの世界全体を動かすきっかけとなりました。私たちは、多くに愛されてきたマエストロのレガシーを大切にすると共に、現代のギタリストが求めるものも意識しながら製品開発をしてきました。マエストロのサウンドは、ビギナーからプロまで全てのレベルのプレイヤーへ向けた製品です。ギブソンは、エフェクター・ペダルの歴史にとって不可欠な、このマエストロを復活させる事ができたことを嬉しく思います。」
ギブソン・ブランズのマーケティング・ディレクターであるスターリング・ドークはこうコメントします。
「伝説的なブランドの製品を再び世に送り出すことは、スリリングな体験です。マエストロは、過去に素晴らしいレガシーがありますが、それ以上に重要なのは、そこに新しいレガシーをさらに構築することです。新しいマエストロとして、かつての勢いを保ちながら、現代のファンが自分のサウンドを形作るための新しいツールを提供することです。マエストロは、今後世界中のプレイヤーと共に、新しいサウンド・レガシーを作り上げるのです。」
マエストロ・オリジナル・コレクションの各ペダルは、1つのトグルで2つの異なるボイシングを切り替えることができる、革新的な「2 in 1」ペダルとして機能します。3つのノブ、トゥルー・バイパス・スイッチング、人間工学に基づいたペダルボード・フレンドリーなウェッジ・プロファイルを特徴としています。
最新『FUZZ-TONE(ファズ・トーン) “FZ-M”』は、キース・リチャードがローリング・ストーンズの "I Can't Get No Satisfaction "のリフで使用したマエストロ初のペダルで、伝説的な“FZ-1”のトーンを彷彿させます。”FZ-M”はトグルを "classic "から "modern "に切り替えると、フル周波数でグラインドする現代的なファズを指先で操作できます。
『COMET CHORUS(コメット・コーラス)』は、"Earth "モードでは、ウォームでクラシックなアナログ・コーラス・トーンと、繊細にサウンドが渦巻くようなエフェクトをかけることができます。“Orbit"に切り替えると、ロータリースピーカーのようなビブラートとトレモロ・エフェクトが追加され、内部トリムポットで微調整が可能です。
マエストロ・オリジナル・コレクションには、その他に『INVADER DISTORTION(インベーダー・ディストーション)』、『RANGER OVERDRIVE(レンジャー・オーバードライブ)』、『DISCOVERER DELAY(ディスカバラ―・ディレイ)』がラインナップされており、クラシックからモダンなサウンドまで、マエストロの独特のサウンドを楽しむことができます。
発売から数十年を経て、マエストロの伝説はさらに大きくなっています。ヴィンテージペダルの市場が活性化すると、”FZ-1”や”PS-1”などのオリジナルのマエストロ製品は天文学的な価格で取引されるようになり、入手が困難な製品の一つとなっていました。今回ギブソンからリリースされるマエストロ製品は、楽器店やオンラインなどで手軽に購入することが可能になります。
ギブソン・ブランズでマエストロのリードデザインナーで技術ディレクターのクレイグ・ハッケンベリーはこうコメントします。
「ブランドとして、マエストロをその全盛期の姿に戻したいと考えました。今でもオリジナル・ペダルへの関心が非常に高い中、初めて体験した人たちや、マエストロ製品をまだ使ったことのないギタリストのために、このブランドを復活させたいと思ったのです。新しいマエストロペダルでは、オリジナルのサウンドの精神を受け継ぐだけでなく、ルックスやフィーリング、雰囲気も大切にしています。」
オリジナル・コレクションの『『FUZZ-TONE(ファズ・トーン) FZ-M』、『INVADER DISTORTION(インべーダー・ディストーション)』、『RANGER OVERDRIVE(レンジャー・オーバードライブ』、『COMET CHORUS(コメット・コーラス)』、『DISCOVERER DELAY(ディスカバラー・ディレイ)』に加え、2022年後半には第2弾としてさらに5種類のペダルがリリースされる予定です。また、ギブソンでは、オリジナル・デザインのスペックに忠実に作られた限定生産のペダル、マエストロ・カスタムショップ・コレクションも開発中です。
クレイグ・ハッケンベリーはこう追加します。
「マエストロができることに上限はないと思います。これまでのマエストロの歴史とレガシーを考えると、マエストロの製品がエフェクトの世界で様々な形で力を発揮できることは確かです。2022年のマエストロに関しては、あなたの想像力を思う存分働かせればいいのです。それがマエストロの向かう場所であり、マエストロがいる場所なのです。」
エフェクターの創始者であるマエストロは、1962年に世界初のファズ・ペダル「ファズ・トーン “FZ-1”」を生み出しました。このペダルは、ペダル界全体を動かし、その後のモダン・ミュージックを永遠に変えました。マエストロは、エフェクトの創世期からローリング・ストーンズ、ラカンターズ、ピート・タウンゼント、ジョージ・ハリスン、エリック・クラプトン、ピーター・フランプトン、フー・ファイターズ、ブラック・キーズまで、私達が良く知る数々の名曲のサウンドを形作ってきました。マエストロはアーティストが頭に思い描いた音色を、自分のシグネチャーサウンドとして実現するために手助けしてきました。
60年前、ギブソンがマエストロを世に送り出したとき、誰もその先駆的な成功を予測することはできなかったでしょう。そして今、数十年の時を経て、ギブソンはブランドを復活させました。アイコニックな過去のレガシーを活かし、革新的な未来に向け復活したマエストロは、新しい世代のミュージシャンのサウンドを形作るために戻ってきました。
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