今年創業65周年を迎えた黒澤楽器店が記念にオーダーした特別なモデルをご紹介。
アニバーサリーイヤーを飾るにふさわしい贅沢なカスタム、そしてクラシックギターの製作に端を発したクロサワならではのこだわりが詰まったモデルとなりました。
Juan Hernandez
Arcangel (Classic / Flamenco)
少数精鋭、職人の手作業によるクオリティの高いブランドとして評価を得ているホアン・エルナンデス。
今回当社がオーダーし、出来上がったギターはクラシック、フラメンコギター双方で世界的な評価を得ている名工『アルカンヘル・フェルナンデス』を研究し造られました。
豊かな音量と華やかな響きを得意とするホアン・エルナンデスによって、アルカンヘルの持つ華やかなサウンドを実現しています。
アルカンヘル・フェルナンデス
アルカンヘル・フェルナンデスは、1931年マドリッド生まれ。家具職人として働きながら、フラメンコギターを弾いていた頃、著名なギター製作家マルセロ・バルべロの工房に出入りするようになり、ギター製作に興味をもち、その工房に弟子入りをしました。1956年25歳の時、師のマルセロ・バルベロは13歳の息子マルセロ・バルベロ・イーホを残して他界。そして1956年、マドリッドの中心部で古い街並みのヘスス・イ・マリアにギター工房を開き、製作活動を行いながら亡き師匠の息子マルセロ・バルベロ・イーホを後に名工と呼ばれるギター製作家に育てました。
バルベロから学んだスペインの伝統製作技術をもとに、材料の選定にこだわりながら、コツコツと地道に製作活動を続けていました。非常に職人肌の人柄だったようです。1960年代~1970年代に製作されたフラメンコギターは、音にしゃりみがあり、鋭く、低音側はドスンとした太い音でフラメンコプレーヤーの人気が集中しました。クラシックギターも素晴らしく、いずれも現代を代表する世界的名工の一人に挙げられるようになりました。2011年に製作活動を引退し、弟子のレオナルド・プラットナーが工房の後継者となりました。
Model: Classic
- 表板
- 松
- 横・裏板
- ローズウッド
- 弦長
- 655mm
- ナット幅
- 52.5mm
- 弦幅
- 42.5mm
製作予定本数 : 限定12本
定価 ¥495,000(税込)
販売価格 ¥396,000(税込)
Model: Flamenco
- 表板
- 松
- 横・裏板
- シープレス
- 弦長
- 655mm
- ナット幅
- 52.5mm
- 弦幅
- 42.5mm
製作予定本数 : 限定12本
定価 ¥495,000(税込)
販売価格 ¥396,000(税込)