待望のオリジナルカスタムモデル、D-41のホワイトカラーが入荷しました。人気モデルD-41をベースに、トップ、サイド&バック、ネック、ヘッドプレートを白に変更。白と黒を基調とした構成とするため、そしてピックガードはべっ甲柄から面取りタイプのブラックに、ペグにはウェーバリーニッケルタイプのエボニーボタンに変更しました。装飾のアバロン貝もマザーオブパールを採用しました。高級MARTINの象徴でもある縦ロゴも文字の縁を敢えて黒くする事で、「MARTIN」の存在感をより一層引き立てます。エボニー指板&ブリッジ、アンティークホワイトのバインディングの効果もあり、独自のオーラを纏ったカスタムが完成しました。木材の組み合わせは通常通りのシトカスプルース(スキャロップ)とインディアンローズウッドですが、ホワイトカラーリングの影響により、通常のD-41とは全く異なる響きとなっております。音量はとても大きいですが、一音一音に纏りがあり、箱全体の一体感があります。過去にオールブラック等のカスタムを弾かれたことがある方でしたら、こちらの音のイメージは出来ると思います。ナット幅は44.5㎜のモディファイドローオーバルのパフォーミングアーティストテーパーですが、全体的には細く感じます。グロスネックの仕上げにより、高級感のある弾き心地でとても扱いやすいネックシェイプです。サドルは脱着可能なロングサドル、アジャスタブルロッド搭載で、今後の弦高の微調整も可能です。現時点での弦高は2.4㎜-1.8㎜と標準的な設定です。通常のカスタムではあまり採用しませんが、サウンドホール内部に白いカスタムショップのシールも貼っており、スタンダードモデルにはない特別感があります。ハードケースはカスタムショップの刺繍入り高級ハードケースです。黒いケースに白い刺繍、ケースと一緒に展示すると、格好の良さがより際立ちます。
レギュラーモデルでは作られていない000-45。こちらのカスタム品はその000-45をとことん拘ってオーダーしたカスタムモデル。サイド・バックに近年注目され始めた材であり、様々なリミテッドモデル・カスタム品で見ることが多くなってきたグァテマラン・ローズウッド。トップ材はプレミアムグレードのアディロンダックスプルースを指定。アディロンとニューハカランダの王道的な組み合わせとなっております。接着にはにかわ接着を指定。アディロンダックスプルースの重厚な厚みと絶妙な硬さ、そしてグアテマランローズウッドの伸びやかさで濃厚な倍音がどこまでも響き渡ります。さらにネックシェイプはオーセンティックシリーズ「000-42 Authentic 1939」で採用されている「1939 Style Barrel & Heel」というスペシャルシェイプ。ナット幅42.9mm、少し肉厚ながら手に吸い付くような握りやすさ。ロッドは通常プリウォー仕様のものだとTバーロッドを採用することが多いですが、こちらのカスタム品はエボニーロッドを使用。第二次世界大戦中の鉄不足によりウォータイムのマーティンにはエボニーロッドが採用されています。000-45は1942年に一度生産が終了していますが、戦時中に000-45が生産されていたら…こちらのギターのような仕様になっていたのではないでしょうか。ゴールデン・エラ・スタイルのブレイシング構造。バックのブレイシングには、オーセンティックシリーズなどと同様に一部図太いカマボコ型のものを採用。グルーイン(接着されているタイプ)のロングサドル。塗り込みのピックガード。通常よりも細い自体のゴールデンエラスタイルの縦ロゴ。細かい仕様までもとことん拘っています。
トップにプレミアムグレードのイタリアンアルパイン・スプルース、ボディにこちらもプレミアムグレードのマダガスカル・ローズを組み合わせております。ニカワ接着を用い、ヘッドコーナーには丸みを帯びたラウンドシェイプ、ネックシェイプには、SQロッド仕様のフルシックネスシェイプとその他仕様も可能な限り再現。SQロッド及びノンスキャロップブレーシングの影響もあってか、非常に太いコシの強い中低音を奏でてくれます。この時代のマーティンギターを新品当時に鳴らされた方の印象を伺った際に聞く『現在の新品とは一味違う低音の響き』までを復刻。この太い低音を自分好みの音の出方へと育てていく...そんな弾きごたえ十分なカスタムモデルとなっております。
2018年に発売されたD-42Purple Martin(紫ツバメ)に続いて登場した、ベアクロウのイングルマン・スプルース材とマートル材を用いた紫色のサンバーストで仕上げられたトラ目が美しいスペシャルな1本。マーティン社と同じ地域に生息する鳥、紫ツバメにインスパイアされたインレイと紫色のボディ。縦ロゴもゴールデンエラスタイルの細い字体、エボニーのヘッドプレートで繊細な装飾がより際立ちます。そして、びっしりとベアクロウが入ったトップ材。見る角度によって変わった木目に見えるような美しさ。サイド&バックはメープルに似た木目ですがメープルとはまた違った音を奏でてくれるマートル材。膠接着を採用しており、見た目だけではない音の綺羅びやかさ・深みが感じられます。
当店オリジナルカスタム0-45K2。STYLE45をベースに、オールコア仕様でオーダーしました。明るい印象をもつコア材で、豪華なインレイが施されてはいますが、ギラギラとした感じは無くとても清楚な印象です。ヘッドプレートはスロテッドヘッド仕様で、グアテマランローズウッドにトーチインレイを施しました。ナット幅は46.0mmとなっており、ネックシェイプはModified Vを採用しています。ダブルオーサイズ、12フレットジョイントのギターは47.6mmのナット幅になっているものが多く、46.0mmのこちらのモデルは、そういった点でも弾きやすくなっています。サウンド面ではとにかくバランスに優れており、素直で華やかなサウンドを持つ豪華スペックです。
トップ材は1945年までMartinの標準トップ材として使用されていたプレミアムグレードのアディロンダックスプルースを採用。パワフルな出力とサウンドのバランス、倍音の密度の高さ…全てを兼ね備えた万能トップ材となっています。1904年当時に準拠し、12フレットジョイント・スロッテッドヘッドを採用。スロテッドヘッドはレトロな外観であるだけでなく、テンションがより強くかかることで張りのあるサウンドが実現します。これにより、小振りなサイズですが、しっかりとした音圧を感じ取って頂けるモデルとなっております。フィンガーで弾いた際の繊細できらびやかなトーンも備わっており、Martin黄金時代のサウンドの片鱗を感じ取って頂ける仕様となっています。最高級モデルにしか採用されないトーチインレイや、当時の45スタイルを再現したスノーフレイクインレイの豪華なルックスは必見です。ナット幅は46.0mmとなっており、ネックシェイプはModified Vを採用しています。ダブルオーサイズ、12フレットジョイントのギターは47.6mmのナット幅になっているものが多く、46.0mmのこちらのモデルは、そういった点でも弾きやすくなっています。
高級Martinの装飾といえば「縦ロゴ」「ヘキサゴン・インレイ」などD-45を代表とする装飾を思い浮かべる方が多いと思います。40番代のアバロンインレイが美しくサウンドももちろん、そのルックスに惹かれるギターです。そして、そんなイメージを更に突き抜けていくほど豪華な装飾。「ツリー・オブ・ライフ」指板上の細かく美しいインレイに目が奪われます。ヘッドにも「トーチインレイ」が採用されており、とにかく豪華。また、バインディングにはメイプルが使われており、ウッドとアバロンの美しい組み合わせ楽しむことができます。トップ材にはカルパチアンスプルースを採用。サイドバックにはニューハカランダとしてすっかり定番となったグァテマラン・ローズウッドを使用。深みのあるサウンドながら硬質でカラリと音抜けが良い印象。また、ナット幅44.5mmとスロテッドヘッドながら、弾きやすいネックです。
2014年 Winter NAMMにて発表され話題となったOM-ECHF Navy Blues。カラーもさることながらインレイ・ロゼッタなどの装飾もかっこよくまたたく間に完売になりました。こちらのカスタム品はそのOM-ECHF Navy Bluesで取り入れられていた装飾部分の仕様を取り入れています。バーガンディカラーと相まって個性的で魅力的なルックスになりました。サウンド面でもOM-28をベースにしているので、シトカスプルーストップ、インディアンローズウッドサイドバックと定番の組み合わせ。OMのロングスケールならではの張りがありきらびやかなサウンドがお楽しみいただけます。
Earl Scruggs愛用のバンジョー=Gibson RB-Granadaですが、アメリカではアールが1940年代半ばにビル・モンローの「ブルーグラスボーイズ」の一員としてGibson RB-11を演奏していたこともBanjoファンの間ではよく知られていますね。RB-11は1935年頃のギブソンカタログで「最も華やかなバンジョーの誕生」と紹介されており、ペグヘッドからフィンガーボードはパーロイドで、赤と黒のシルクスクリーンのデザインが施されています。(経年変化により渋く非常にカッコイイ色に日焼けしています。)リゾネーターバックにも施された同様の装飾が他のギブソンバンジョーにはない華やかなルックス上のポイントです。さらにネックの裏側とリゾネーターの側面は深く濃い青色で美しく色付けされており、"Blue Banjo"などとも呼ばれています。(ネックとリゾネーターサイドは過去にリフィニッシュが行われている様です)RB-11にはマスタートーントーンリングではなく、オリジナルのフープタイプ/ブラス・トーンリングがマウントされておりカラッとした軽やかで信じられないほどのパワフルなサウンドが体感できます。弾いていて本当に愉しいバンジョーです!希少なオリジナルのワンピースフランジ、メイプルリムも抜群の保存状態だと思います。
シリアル番号より1895~1898年頃の製造とみられるUniversal Favorite No.3(またはNo.4)。ヘッドから指板エンドまでちりばめられたアールデコ調のデザインを基調とした美しいインレイや ネックヒールの彫刻、リム内側の寄木細工やリムの彫金といった細部に至るまで装飾が施されたバンジョーです。この時代において木工や螺鈿細工、彫金の技術力を保有していたブランドであるという事が素晴らしく現代においても実際に演奏できるという点はバンジョーならではの魅力ではないでしょうか。ネックコンディションも良好で、実際にちゃんと使用できるコンディションを維持している貴重なバンジョーです!本革製ヘッド、ナイルガット弦で現在セッティングされており、味わい深いサウンドが堪能できます。コレクター/オールドタイムのバンジョープレイヤーの方にオススメの逸品です。
マンドリン製作における3大製作家の一人、ランディーウッド氏。父親は大工で、音楽好きだったことから楽器製作家としてのキャリアに進んでいった...というのはごく自然なことだったのでしょう。グルーンギターで楽器修理を行い、ビルモンローやローランドホワイトのマンドリンを製作したりエルビスプレスリーやジョニーキャッシュのギターの改造等も手掛けていたようです。1979年以後故郷のジョージア州にて自身の工房をスタートし、トップクラスのマンドリンビルダーとしてマンドリンプレイヤーの垂涎のブランドの1つといえます。本器は1999年製、美しいナチュラル仕上げのF-5マンドリンです。Fernパターンインレイ、キルトメイプルピックガードの美しいルックスが目を惹きます。レッドスプルーストップ、美しい木目のキルトメイプルの1pcバック&サイドといった極上な材を使用しています。製造より20年以上経過し、程よく弾き込まれているため力強い箱鳴り感とランディーウッドらしい全体的に締まりのあるサウンドが特徴的なマンドリンです!
マスタールシアー/デヴィッド・ハーヴェイ氏によりナッシュビル工場で製作されているギブソンマンドリン。ラリー・スパークスやクレア・リンチ等のバンドでプロミュージシャンとしてのキャリアも持っているデヴィッド・ハーヴェイによる渾身の一本です。1900年代に生産完了して以後、100年以上の時を経てGibson社で製作されたオクターブマンドリン。ラディアス指板、カッタウェイボディといったモダンな仕様になっており高い演奏性を確保しています。新品特有の硬質な印象ではありますが、レスポンスの素早い煌びやかな印象のサウンドが特徴的です。すでに甘い雰囲気のサスティンが体感でき、今後の成長が非常に期待できる1本です。国内流通は先ずない楽器だと思います。お探しだった方はこの機会に是非!
SHOP INFORMATION
TELEPHONE03-3291-9791
E-MAILdr4@kurosawagakki.com
ADDRESS東京都千代田区神田小川町3-22内外地図ビル1-2F
OPEN11:00~20:00
(年中無休、年末年始を除く)
© 2020 T.KUROSAWA & Co.,LTD.