クラシックギター銘器コレクション

Paulino Bernabe

パウリーノ・ベルナベ(1960-)

スペイン・マドリッドの名工。初代パウリーノ・ベルナベ(1932-2007)は、当初ラミレスの工房で修業をしていました。 彼の工房からは数多くの名工を輩出しましたが、その中でも抜群の技量をもっていたとされており、職工長も務めました。当時製作されたベルナベの手によるラミレスはP.B.のスタンプが捺されており、現在でも高額で取引されています。ラミレス工房から独立後の1971年、ミュンヘンの国際工芸博覧会で金メダルを受賞。1972年には映画「禁じられた遊び」で知られる巨匠ナルシソ・イエペスのために10弦ギターを製作。イエペスは亡くなるまで彼のギターをメインとして使用しました。2代目のパウリーノ・ベルナベは、父の製作技術と精神を受け継ぎながらも独自の工夫を取り入れて、より演奏性の高いギターを製作しています。驚くほどの豊かな音量は、近年人気のあるダブルトップなどの現代的なギターと比較してもまったくひけを取りません。華やかで艶のある音色は色気も十分で、大きいコンサートホールでも奏者の表現力を十二分に応えてくれます。

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Especial

希望小売価格 ¥2,970,000

販売価格 ¥2,376,000

Concierto

希望小売価格 ¥2,420,000

販売価格 ¥1,936,000

Modelo-50

希望小売価格 ¥1,650,000

販売価格 ¥1,320,000

Modelo-30

希望小売価格 ¥1,430,000

販売価格 ¥1,144,000

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Luigi Locatto

ルイジ・ロカット(1953-)

イタリアのチューリンで生まれ、アレッサンドリアの音楽学校クラシックギター科を卒業。その後数年はコンサートギタリスト、そしてギターの教授として活躍しました。 16歳の時に初めてギターを製作。その後も活動を続け、後にプロの製作家になりました。 1984年にホセ・ラミレス3世の許しを得て、短期間ではありましたがラミレスギターの修理、製作に携わりました。 ギターを作り始めた頃は、伝統的な1800年代後半のスペインギター製作家やイタリアの伝統的なギター、バイオリンの構造を研究し、今日ではスペインの伝統的なギターの構造、音を研究しながら有名なルイス・パノルモ、トーレスなどの復元ギターやオリジナルギターを製作しています。 クラシックギターの製作家の中ではスペインのエンリケ・ガルシアを敬愛し、目標としています。 自身の演奏活動や教授経験を活かし、コンサート会場でもよく響き、演奏性も高い楽器を製作しています。

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エンリケ・ガルシアモデル 2024年新作

販売価格 ¥2,970,000

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Vladimir Druzhinin

ウラジミール・ドルズィーニン (1983-)

ウラジミール・ドルズィーニンは1983年、ロシアのノボシビルスクで科学者の父、音楽家の母を持つ家庭に生まれました。当初はノボシビルスク国立大学で素粒子物理学の学士号を取得した後、2006年には加速器物理学を専門とする修士号も取得。2002年から2008年まで原子物理学研究所で働いていました。2004年からは、ノボシビルスク音楽大学のの弦楽部でコントラバスを担当しました。2007年には、地元のビッグバンドに招かれ、ベースプレーヤーとして参加。その時から演奏活動を開始。その後の数年間、積極的にノボシビルスクのジャズシーンに参加し、地元のスタジオでセッションミュージシャンとして働いていました。2010年にモスクワに移り、そこで弦楽器製作者のティモフィー・トカチと出会い、弟子として雇われました。それ以来、弦楽器製作が彼の主な活動になりました。当初、彼の作品はハウザー1世のギターの影響を受けていました。その後、20世紀初頭のマドリードの製作家マヌエル・ラミレス、ドミンゴ・エステソ、サントス・エルナンデスなどの銘器に興味を示すようになりました。元は科学者、エンジニアであった彼は、ハウザーやスペインの銘器をベースに、ギター製作に使う部材を波形分析ソフトで解析し、表面板の力木の振動などのデータベースを作って、今後の参考にしています。名工ホセ・ルイス・ロマニリョスの自宅にも表敬訪問して影響を受けました。

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2020年製

販売価格 ¥1,540,000

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Georg Bolin

ゲオルク・ボーリン (1912-1993)

ゲオルク・ボーリン(発音としてはイェオリ・ボリーヌが近い)は、1912年スウェーデン生まれ。家具職人から身を起こしストックホルムでギターを製作していました。イェラン・セルシェルの使用した11弦ギターを製作したことで、一躍その名が世界的に知られることになりました。

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11弦 1975年製

販売価格 ¥1,430,000

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Marcelino Lopez

マルセリーノ・ロペス (1932-2018)

1932年マドリードで生まれたマルセリーノ・ロペスは、14歳のときに家具職人として働き始め、ギターをフランシスコ・タレガの高弟ダニエル・フォルテアについて学び、コンサートにも出演するほどの腕前になりました。1949年からギター製作家となり、自分が手にしたサントス・エルナンデスのギターを手本にして製作を始めました。古楽器を好み、数々の銘器も復元しています。1972年から1974年にかけて、マドリードの名工エルナンデス・イ・アグアドの工房に依頼されてギターを製作したこともあります。選りすぐった材料で長い時間をかけ、芸術家としての誇りを持ち製作していたマルセリーノ・ロペスのギターサウンドは、繊細さを極めた美しさを誇り、現在もクラシックギター愛好家の中で他の製作家には代え難い存在として人気を博しています。

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アグアドモデル 2008年製

販売価格 ¥1,430,000

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サントス・エルナンデスモデル 松・ハカランダ 2013年製

販売価格 ¥1,320,000

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トーレスモデル 2004年製

販売価格 ¥1,100,000

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John Ray

ジョン・レイ(1965-)

カナダ出身のジョン・レイは1989年にスペインに渡り、現地でアントニオ・マリン・モンテロやロルフ・アイヒンガーにギター製作の指導を受け、そのままグラナダの地で工房を開きました。 彼の工房での製作過程の写真集の刊行、さらにグラナダのギター文化を研究し、主要製作家を紹介した書籍の出版などの活動も行っています。2007年にはコルドバで開催されたアントニオ・デ・トーレスの展示会にて、1892年(SE153)の復元モデルを発表し、高い評価を得ました。

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サントス・エルナンデス 1924 モデル 2024年新作

希望小売価格 ¥2,612,500

販売価格 ¥2,090,000

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Antonio Marin Montero

アントニオ・マリン・モンテロ (1933-)

アントニオ・マリン・モンテロ Antonio Marin Montero(1933~)は、スペイン、グラナダの中心的存在にして世界中のギタリストや製作家から尊敬を集める名工です。 若い頃は家具職人として働いたのち、エドゥアルド・フェレールの工房でグラナダの伝統的なギター製作技術を身につけ26歳で工房を開き独立しました。同時期にフェレール工房で修業して独立した製作家、マヌエル・ベジードと共同製作を行うなど、評価を高めていた1970年代、フランス、パリの伝説的銘工ロベール・ブーシェとの出会いから強い影響を受けました。1977年、44歳の時にパリのブーシェ工房を訪問し、深い友情を育んだ二人は数本のギターを一緒に製作し、それ以降、ギター製作に対する考え方を根本的に変えて新境地を開き、真の芸術性の高いギターを製作し続け、世界的な名声を確立しました。 グラナダの工房では、彼の甥ホセ・マリン・プラスエロ、弟子のホセ・ゴンザレス・ロペスらとともに製作活動を続けています。グラナダにはドイツから来た故ベルンド・マルティン、オランダから来たレネ・バースラグ、カナダから来たジョン・レイなど、彼の名声と人柄を慕って指導を受けた国際色豊かな数多くの製作家がこの地でギター製作を行っています。 上品でありながらも力強さを感じる響き、鋭敏な反応、寛容なタッチへのニュアンスなど、銘器の音色と品格を備えながらも非常に扱いやすく、彼自身の美学を具現化したその作品は世界中のギタリスト、愛好家に高い支持を得ています。

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Modelo-B 2024年新作(特注20フレット仕様)

Sold Out

Modelo-B 2017年製

販売価格 ¥1,320,000

Sold Out

Gerhard J. Oldiges

ゲルハルド・オルディゲス

ゲルハルド・オルディゲス(1955- )は、1985年にドイツのギルド試験に合格、その後ミッテンヴァルトのギター製作マイスター試験に合格し、自分の工房を設立。名工ホセ・ルイス・ロマニリョスのコルドバでの製作講座には、1985年以降1992年まで数度に渡って参加し、その才能を高く評価され、ホセ・ルイス・ロマニリョスのアシスタントに抜擢されました。ホセ・ルイス・.ロマニリョスが出版したアントニオ・デ・トーレスの本に衝撃を受け、トーレスの本をドイツ語に訳したいと決め、トビアス・ブラウンと共に翻訳。1989年にドイツ語版が出版されました。ロマニリョスとの出会いを転機とし、スペインの歴史的ギター、アントニオ・デ・トーレス、ヴィセンテ・アリアス、マヌエル・ラミレスなどの構造に興味を惹かれ、偉大な製作家達が作ったギターを研究。またヘルマン・ハウザー1世にも大きな影響を受け、製作の基盤となっています。

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Especial 2016年製

販売価格 ¥2,310,000

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F.lli Lodi

ロディ

「F.lli Lodi」はイタリア語で「ロディ兄弟」という意味です。当初、レアンドロ Leandro(1948~)とマウリツィオ Maurizio(1951~)のロディ兄弟は、家具の製作と修理を手掛ける父のもとで木工技術を学びました。兄のレアンドロは、若い頃より手先の器用さと芸術的表現に才能を示し、美術学校での研鑽によってさらにその才能に磨きを掛けました。弟のマウリツィオはモデナ音楽院のギター教室に通い、ギターへの情熱を育んでいきました。その後、父の工房で当時既に世界的な名声を誇ったホセ・ラミレス3世のギターを参考に、この兄弟はギター製作を行うようになり、1970年にギター工房を開設します。1975年頃には、フィレンツェのギター製作家アラン・ウィルコックスと交流を持つようになり、何年も彼の工房に通って製作技術を学びました。1980年代からの約10年で、工房に通うギタリストやギター教師との交流やサポート、さらには絶え間ない研究、綿密な調査などにより製作技術はますます向上しました。しかしながら、1990年にレアンドロは修理業者として多忙を極め、その時間的な制約からギター製作から引退せざるをえませんでした。その後、マウリツィオの息子ガブリエレ Gabriele(1976~)が工房に入り、父や伯父から製作技術を学びつつ、父とともに製作を行うようになります。ガブリエレは、スペインに渡って名工ホセ・ルイス・ロマニリョス(1932~2022)からも製作技法を学びました。ガブリエレの製作したギターは、現代最高峰とされる名手マルシン・ディラが使用したこともあり、今や世界的に注目を集める人気製作家となりました。最近では「F.lli Lodi」ではなく、自身の名前による「Gabriele Lodi」のラベルで製作を行っています。

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マウリツィオ&ガブリエレ・ロディ Contemporary Model 2014年製

販売価格 ¥1,430,000

Sold Out

Marcelo Barbero Hijo

マルセロ・バルベロ・イーホ (1943-2005)

スペインの名工マルセロ・バルベロ・イーホ(1943-2005)は、1956年、氏が13歳の時に父:マルセロ・バルベロ氏が急逝し、父の仕事を引き継ぐためにホセ・ラミレスの工房に弟子入りしました。その後、父:マルセロ・バルベロ氏の弟子にあたるアルカンヘル・フェルナンデスの工房に入り、製作活動を続けておりましたが、2005年、病魔に襲われ惜しまれながらこの世を去りました。スペインの伝統を引き継ぎ、ひとつ一つ丁寧に魂を込めて作れらた氏のギターは、伝統と芸術が織り成す極上のギターです。

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アルカンヘル工房ラベル 1999年製

販売価格 ¥1,760,000

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アルカンヘル工房ラベル 1972年製

販売価格 ¥1,650,000

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Manuel Velazquez

マヌエル・ベラスケス(1917-2014)

プエルトリコのマナティ出身で、母方の祖父母はサントス・エルナンデスの親戚です。比較的若いころにアメリカに帰化しました。高校に通いながら家具工房で働き、16歳で最初のギターを製作、1940年代初頭にニューヨークに工房を構えました。1972年から1981年に一時期プエルトリコに戻り、それ以降も何度か転居があったと言われていますが、主にニューヨーク在住し、晩年は息子のアルフレッド・ベラスケス(1970 -)とともに製作活動を行っていました。
ハウザー1世から強く影響を受け、外見や音色もハウザー1世に似ているとされ、特に1950年代から60年代にかけてはその傾向が強く、評価も高い。1970年代になって当時の嗜好に合わせてパワーを求めて楽器のボディを大型化し、音量は大きくなったものの音量は大味になったとされています。1980年代初め頃に元のボディサイズに戻し、再び評価が高まりました。市場には工房品も出まわることもありますが、ベラスケス本人が製作した楽器には表面版の裏側にサインが入っています。

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1966年製

Sold Out

Jose Marin Plazuelo

ホセ・マリン・プラスエロ (1960-)

ホセ・マリン・プラスエロ(1960-)はグラナダの製作家たちの中心人物として名高いアントニオ・マリン・モンテロの甥として生まれ、14歳からギター製作の道を歩み始めます。師であり伯父でもあるアントニオ・マリンのもと10年の修業の後、自己の名前による製作をはじめますが、いまだにマリン工房での製作を続け今や自他共に認めるアントニオ・マリンの後継者として一層の研鑽に励んでおります。

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2024年新作 (特注20フレット仕様)

販売価格 ¥1,650,000

Sold Out

Hernandez y Aguado

エルナンデス・イ・アグアド

一般的にアグアド、とのみ呼ばれることが多いですが、木工を担当したマヌエル・エルナンデス(1895-1975)と塗装を担当したヴィクトリアーノ・アグアド(1897-1982)の二人による合作のギターです。当初、二人はマドリッドにあるピアノ工房で共に働いていました。1941年にピアノ工房が閉鎖されたのち、共同で独立してピアノと家具の修理工房を開設しました。1945年にプライベート用に製作したギターを巨匠レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサに助言を受け、その時にレヒーノから才能を認められるとともに、ギター製作を強く勧められ、自身の所有するサントス・エルナンデスのギターを貸与されました。また同じ時期に、サントス・エルナンデスとともにマヌエル・ラミレスの工房で修行したモデスト・ボレゲーロ(1893-1969)は、スペイン市民戦争(1936~1939)で自身の製作の場を失っており、工房の一部をボレゲーロに貸すこととなり、間近でマヌエル・ラミレス直系のギター製作の行程を観察する機会を得ました。ボレゲーロとの親交が決定打となり、二人はギター製作に専念することを決意しました。アグアドのギターは、出荷した1本目がNo.100で、最後のものが1974年製のNo.454とされています。後期となる70年代以降は、殺到する注文に対応するため、ボレゲーロの弟子であるヴィセンテ・カマチョ(1928- )、マドリッドの名工マルセリーノ・ロペス(1932-2018)、エルナンデスの娘婿であるヘスス・べレサール・ガルシア(1920-1986)らが製作に携わったものも含まれているようです。

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1962年製

Sold Out

Hermann Hauser III

ヘルマン・ハウザー 3世 (1958-)

ドイツのギター製作の名門ハウザー家の当主ヘルマン・ハウザー3世(1958~)は、1974年から父ヘルマン・ハウザー2世のもとでギター製作を始めました。祖父ハウザー1世、父ハウザー2世から受け継がれたハウザー家伝統の工法と世界中の数多くのギタリストとの交流から培ったノウハウをを駆使して製作活動を行っています。ハウザー家に伝わる長年乾燥させた良材を用いたハウザーのギターは、他の製作家では到達不可能なクオリティを誇り、透き通った音色は遠達性も群を抜いています。

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リョベートモデル 2004年製

販売価格 ¥2,750,000

Sold Out

Jean-Marie Fouilleul

ジャン=マリー・フィヨール (1959-)

フランス、ブルターニュ地方の都市レンヌに工房を構えるギター製作家。1989年にフランスの最優秀職人賞を受賞し、今や世界中の注目を浴びているギター製作家の一人。 伝統的な工法を踏襲しながらも、すみずみまで彼独特の意匠と美学を感じさせる造形と音響。 フランスの製作家らしい柔らかく、しかし芯のある響き。自身の楽器を常に改良、刷新し続ける製作家です。

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Model : GC 2024年新作

希望小売価格 ¥1,430,000

販売価格 ¥1,144,000

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Model : Arche 2024年新作

希望小売価格 ¥2,530,000

販売価格 ¥2,024,000

Sold Out

Philip Woodfield

フィリップ・ウッドフィールド

今や世界的に注目を集める製作家。イギリスを拠点とする弦楽器製作家で、30年以上に渡って自身の理想を目指し、様々な実験的取り組みによって彼独自の美学に基づいたより実践的なギターの製作を実現しています。豊かな音量は現代的なギター製作としてはもちろんのこと、そこを兼ね備えつつも音質はピュアで、明瞭かつサステインがあり、音の分離が良く、レスポンスの早いギターの製作を目指し、研究を重ねています。フィリップ・ウッドフィールドのギターは、名手マルシン・ディラをはじめ、スコット・テナント、クピンスキーギターデュオのダリウスなど、数多くの世界的なギタリスト達に愛用されています。

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GC4.2 No.436 2021年製

Sold Out

Edgar Monch

エドガー・メンヒ (1907-1977)

エドガー・メンヒは、スペインの製作家マルセロ・バルベロ1世に学び、ドイツ人ながら開放的で木質の味わいが魅力的な楽器を製作したのは、師の影響もあったかもしれません。同郷の名工ヘルマン・ハウザー2世と共同で製作していた時期もあります。1965年から1970年にかけてカナダのトロントに移住し甥のコルヤ・パンヒューゼンと共に楽器を製作。この時期カナダで多くの後進を育て、ジャン・クロード・ラリビー、ウィリアム・ラスキン、ロビン・グリーン などの製作家達を輩出しています。子息のエドガー・メンヒ2世は、エドガー・メンヒの後継者として将来を期待されていましたが、1972年に若くして交通事故で死去。1977年にエドガー・メンヒ亡き後は、弟子のコルヤ・パンヒューゼンがエドガー・メンヒ2世ラベルの製作を手がけていたと言われています。

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松・ローズウッド 1961年製

販売価格 ¥1,045,000

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松・ローズウッド 1968年製

販売価格 ¥1,375,000

Sold Out

Hermann Hauser II

ヘルマン・ハウザー 2世 (1911-1988)

ミッテンヴァルトにあるバイオリンを組み立てる国立職業訓練所で4年間の見習い期間を過ごしたのち、1930年に父の工房で働きはじめました。父子による長年の共同製作期間の作品は、全てヘルマン・ハウザー1世のサインが入れられました。 1952年10月に父親の仕事を引き継ぎ、その後1983年までハウザー2世のサインの入った楽器が製作されています。ヘルマン・ハウザー2世によってサインされた最初のギターはNo.500であり、最後は恐らくNo.1050であると言われています。ヘルマン・ハウザー2世は、父1世の古典的楽器の発展を徹底的に継続し、そしてギターの巨匠との関係を通じて材質、構造などを決定付けました。彼のギターは、すでに1世のギターを使用しているアンドレス・セゴビアや、ジュリアン・ブリーム、ジャンゴ・ラインハルトなどの名ギタリスト達からも注文され、大切に愛奏されました。中でも1957年製のものは、ジュリアン・ブリームによって1959年から1963年頃まで使用され、名盤として名高い「ジュリアン・ブリームの芸術」で聴くことが出来ます。

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1965年製

Sold Out

Arcangel Fernandez

アルカンヘル・フェルナンデス(1931-)

1931年マドリッド生まれ、家具職人として働き、フラメンコギターを弾いている頃、当時、著名なギター製作家マルセロ・バルべロの工房に出入りするようになってギター製作に興味をもち、バルベロの工房に弟子入りをしました。バルベロの良き指導もあり、急速に技術を習得しましたが、1956年25歳の時、師のバルベロは13歳の息子バルベロ・イーホを残して他界。そして1956年、マドリッドの中心部で古い街並みのヘスス・イ・マリアにギター工房を開き、マルセロ・バルベロ・イーホとともに製作活動をしていました。バルベロから学んだスペインの伝統製作技術をもとに、材料の選定にこだわりながら、コツコツと地道に製作活動を続けていました。非常に職人肌の人柄だったようです。1960年、1970年代に製作されたフラメンコギターは、音にしゃりみがあり、鋭く、低音側はドスンとした太い音でフラメンコプレーヤーの人気が集中しました。クラシックギターも素晴らしく、いずれも現代を代表する世界的名工の一人に挙げられるようになりました。2011年に製作活動を引退し、弟子のレオナルド・プラットナーが工房の後継者となりました。

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松・ハカランダ 2003年製

販売価格 ¥5,500,000

Sold Out

Ignacio Fleta e Hijos

イグナシオ・フレタ・エ・イーホス

ハウザー、アグアドなどと並び、20世紀後半以降現在に至るまでギター製作史の中で常に重要な位置を占めてきた名ブランド。テルエルの家具職人の家に生まれたイグナシオ・フレタ(1897 - 1977)は、13歳の頃に弦楽器職人をしていた兄のいるバルセロナに出て働き始めました。そして、フランス人弦楽器製作家フィリッペ・ル・デュクに師事してヴァイオリン製作を学び、30歳の頃に独立しました。独立した頃は主にチェロの製作を行っており、その作品は当時の高名なチェリストたちにに使用されていました。ギター製作は、ミゲル・リョベートのためにトーレスモデルを製作したことが始まりのようですが、ギター製作に専念する決定的な契機となったのは、1950年に名手アンドレス・セゴビアの演奏に触れて感動したこととされています。そして、1955年にセゴビアが彼のギターをコンサートで使用したことにより、製作家としての名声が一挙に高まりました。
二人の息子フランシスコ(1925 - 200?)とガブリエル(1929 - 2013)は、1940年代中頃から後半頃には既に父の製作を手伝っていたようですが、1965年頃からラベルには「e hijos」(~と息子たち)と入るようになります。1977年父イグナシオ・フレタ亡き後は、フランシスコとガブリエルの兄弟による共作期間の後、2000年代に兄フランシスコが亡くなり、ガブリエルとガブリエルの息子による共作となりましたが、2013年にガブリエルが亡くなり、ガブリエルの息子が3代目の当主として工房を引き継ぎました。

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松・ハカランダ 1965年製

販売価格 ¥5,940,000

Sold Out

Michael Batell

マイケル・バテル

マイケル・バテル氏はアメリカに生まれ、1971年よりアメリカの製作家ハーレー・デイ氏に弟子入りしてギターの製作を始めました。大学在学中に自身の工房を立ち上げ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュート、ヴィウエラ、ハープシコードなど歴史的な楽器と音響学を学びます。1974年に師でもあるハーレー・デイ氏とともに、Day & Batell Instrument Makers という会社を設立。製作活動を行いながらアメリカで楽器製作、木工技術について指導や講義を行っていました。1980年代にアメリカでの深刻な不況に伴い、一時期ギター製作から離れます。その期間中も建築用の高級木工品の製作に携わり、木工の現場から離れることはありませんでした。2007年にベルリンに移住し再びギターの製作を行うようになりました。ベルリンでは厳選した良材から年間に15本程度の製作ペースを維持し、スペイン伝統に基づいた工法によるギターから、現代的なダブルトップのモデルなども製作しています。スペイン的な特徴を持ち、豊かな音量、サステイン、バランス、明瞭さを兼ね備え、それに加えてメロディーとハーモニーが演奏者によって容易に表現され、リスナーにも確実に識別されて聴こえるようにサウンドトーンの分離にも細心の注意を払って製作を行っています。彼の製作されたギターは山下愛陽、カルロ・ドメニコーニ、ゴラン・クリヴォカピッチなどの著名なギタリストによって演奏されています。

New Arrival ※税込価格

2017年製

販売価格 ¥1,760,000

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Mark Usherovich

マーク・ウシェロヴィッチ(1975-)

1975年にロシアに生まれ、2004年からイスラエルで独学でギター製作を開始しました。2008年から2010年まではアメリカのテキサスでトム・ブラックシェアーにギター製作を師事。その後、カナダのウォータールーに移住して現在も同地で製作活動を行っています。 マーク・ウシェロヴィッチの製作するギターは、ギタリストの猪居亜美氏がコンサートや、CDのレコーディングでもメインギターとして使用しています。 裏板のブレーシング等に独自の工夫が見られ、豊かな音量とレスポンスの良さは、コンサート活動、コンクールなどでも威力を発揮する楽器です。

New Arrival ※税込価格

Traditional Signature 松・ローズウッド 2024年新作

希望小売価格 ¥2,530,000

販売価格 ¥2,024,000

次回新作入荷待ち!ご予約受付中! ⇒次回新作入荷待ち!ご予約受付中!

※写真、動画は前回入荷時のものです。

※2024年秋頃入荷予定です。

Pedro Valbuena

ペドロ・バルブエナ (1965-)

父である先代ペドロ・バルブエナ(1937-2007)は、16歳からマルセロ・バルベロ1世の元で技術を学び、1960年代には若いながらもその高度な製作技術が名工エルナンデスとアグアドの目に留まり、アグアド工房の依頼を受けることになり、また、彼らからも多くの影響を受けました。ラミレス工房で製作活動を行い、1960年代頃は彼のイニシャルを用いたPCスタンプのラミレスを製作していました。ラミレス工房から独立後は、アルカンヘル工房を手伝いながら手ほどきを受け、トーレスやサントス・エルナンデスを規範とする繊細を極めた音色、雑味のない響き、指先の細かなタッチの変化にしっかりと反応しうる音響的精妙さなど、彼の美学を追求した製作活動を行っていました。彼亡き後は息子の二代目ペドロ・バルブエナ(1965-)が工房を引き継ぎ、父の目指した理想をさらに追求した製作を行っています。

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モデル Especial 松・ハカランダ (CSA) 2015年製

販売価格 ¥1,320,000

Sold Out

アグアドモデル 2013年製

販売価格 ¥1,320,000

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Kathrin Hauser

カトリン・ハウザー

カトリン・ハウザー(1982- )は、ハウザー家では5世代目にして初の女性製作家。ハウザー工房という世界最高の環境で3世よりギター製作を学び、現在は3世の下でごくわずかな本数のギターを製作。代々受け継がれてきた伝統を継承しつつ、新しいデザイン開発も行っており、その作品は世界的に高い評価を得ています。趣味は写真撮影と海外旅行。

New Arrival ※税込価格

No.6 松・ローズウッド 2009年製

販売価格 ¥2,530,000

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Jose Vigil

ホセ・ヴィヒル

1979年スペイン北部のアストゥリアスで生まれました。ミュージシャンである父親の影響もあり、幼少の頃から音楽を嗜み、さまざまな楽器を手にし14歳からはギターもはじめました。2002年に経済学の学士号を取得し、さまざまな国で仕事をしていましたが、木工への情熱が捨てきれず、2007年からギター製作への道を歩み始め、グラナダに工房を開きます。工房は3年後に巨匠アントニオ・マリン・モンテロの工房のわずか数メートル先の近所へ移転し、アントニオ・マリン・モンテロからは長い時間をかけて指導を受けました。さらに、同じくグラナダの名工たち、ラファエル・モレノ、ヘネル・ハーゲンロッヒャー、ジョン・レイなどの工房でも彼らのアドバイスを受けました。師匠アントニオ・マリンゆずりの華やかさ、明るさ、伸びやかさ、レスポンスの良さを持っており、さらにハーモニーの煌びやかさ、低音の重厚さを加えたような響きが特徴です。和音を弾いた時のハーモニーの心地よさは格別。ピアニッシモからフォルテッシモへの音量の変化も付けやすく、奏者の表現を支えるだけでなく、楽器が奏者を助けてくれる1本。楽器そのものの張りもそれほど強くなく、弾きやすさも抜群です。

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松・ハカランダ(CSA)2022年新作

販売価格 ¥1,320,000

Sold Out

Hermann Hauser I

ヘルマン・ハウザー 1世 (1882-1952)

ヨーゼフ・ハウザーの息子、ヘルマン・ハウザー1世は世界中のギター製作家をリードする存在です。父親のチター製作工房で学んだあと、工房を引き継ぎました。リュートとギターの製作に専念し、ウィーンモデルをはじめ、さまざまなギターを製作し、優れた技量を発揮しました。ヘルマン・ハウザー1世のテルツギター、プライムギターは現在でさえライバルがいない銘器とされています。ヘルマン・ハウザー1世は特別な技術を用いたネック接続の製作方法で特許を得るなど新しい技術も開発しました。スペインの巨匠ミゲル・リョベートとアンドレス・セゴビアは20世紀の初頭にハウザー1世に注目し、彼らとの出会いから生まれた成果は、世紀の変わり目の頃の「ギターの歴史の魔法の瞬間」と呼ばれています。まさしく、アントニオ・デ・トーレスのように、ヘルマン・ハウザー1世は多くの20世紀のギタリストやギター製作家に多大な影響を与えました。多くのギタリスト達に愛奏され、ハウザー家のゲストブックにはさまざまなギタリストがハウザー家と関わりを持っていたことが伺われます。これらの関係からリョベートモデルやセゴビアモデルなどのハウザーギターのさまざまなモデルが生まれました。1937年から1970年頃までアンドレス・セゴビアとともに世界中のコンサートで聴衆を魅了しました。この1937年製のハウザー1世のギターは、現在はニューヨークのメトロポリタン博物館で見ることが出来ます。

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ヴィエンナモデル 松・メイプル 1920年製

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Greg Smallman

グレッグ・スモールマン(1947-)

グレッグ・スモールマンは名手ジョン・ウィリアムスが使用したことで一躍有名となりました。表面板のラティスブレーシングによる力木、削り出しのアーチバックの裏板などの仕様で知られています。現在では世界中のギタリスト達にメインギターとして使用されており、現代最高峰の製作家のひとりとして知られている名工です。最近では息子とともに製作し、ラベルもグレッグ・スモールマン&サンとなっています。

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杉・ハカランダ 1976年製

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Lucas Martin

ルーカス・マルティン(1984-)

ルーカス・マルティンは、2018年に惜しまれつつ亡くなった名工ベルンド・マルティン(1954-2018)の子息。1986年からグラナダに移住、そして父ベルンドがグラナダにギター工房を開設。幼少の頃からギターの材や工具に囲まれて育ち、2002年に初めての自作ギターを完成させました。 電気工学を学生時代学び、その後、父親のベルンド・マルティンに学びギター製作を続けています。2006年には、ギター工房をアルバイジンからサクラモンテに移動し、生粋の伝統的な手工クラシック、 フラメンコギターを作っています。若手ながら既に20年に及ぶ製作キャリアを持つグラナダの俊英です。

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松・マダガスカルローズウッド 2021年新作

希望小売価格 ¥1,650,000

販売価格 ¥1,320,000

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Carlos Juan Busquiel

カルロス・ファン・ブスキエル (1980-)

1980年生まれ。 12歳でギターを弾き始め、音楽院でバイオリンを学んだ後、音楽教師をしていた カルロス・フアン・ブスキエルは初めに独学でバイオリン製作を行いました。 その後、カディスのラファエル・ロペス・ポラス氏より 伝統的なスパニッシュギターの製作技法を学び、 ホセ・ルイス・ロマニリョスのビウェラ製作コースを完了し ギター製作に専念。 アントニオ・デ・トーレス、マヌエル・ラミレス、サントス・エルナンデス、 エンリケ・ガルシア、フランシスコ・シンプリチオなどの銘器の音を求め スペインのアリカンテで伝統的なスパニッシュギターを製作し続けています。 トーレスから受け継がれてきたスパニッシュギターの伝統的な響きを求めた最新作。

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Traditional 2024年新作

希望小売価格 ¥1,870,000

販売価格 ¥1,496,000

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※画像、動画は前々回入荷時のものです。

※2024年11月頃入荷予定です。

Santos Hernandez

サントス・エルナンデス (1874-1943)

サントス・エルナンデス(1874-1943)は、マヌエル・ラミレス(1864-1916)の工房で修業を積みました。マヌエル・ラミレスの工房には、サントス以外にもドミンゴ・エステソ、モデスト・ボレゲーロなど、後に名工と呼ばれることになる腕利きの職人がいましたが、その中でも技量は傑出していたとされています。巨匠アンドレス・セゴビア(1893-1987)が若い頃にメインギターとして世界中の演奏活動で使用していたマヌエル・ラミレスのギター(1912年製)を実際に製作したのがサントス・エルナンデスと言われています。

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松・シープレス 1931年製

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Brian Cohen

ブライアン・コーエン

ブライアン・コーエンは南アフリカ出身で、大学在学中からギター製作を行っていました。その後、イギリスに移住し、名工ディヴィッド・ホセ・ルビオの工房で修業を積み、1972年に独立しました。 ギターだけでなくリュートやヴィオラ・ダ・ガンバなどの古楽器も製作することや、チェロの手法を取り入れたギター製作でも知られています。 1990年代には巨匠ジュリアン・ブリームに高く評価され、ブリームの依頼でハウザータイプのギターを製作したことで注目を集めました。ブリームの協力により、貴重なアドバイスを得るだけでなく、1940年のハウザー1世を借りて研究を行いました。

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ハウザー1世モデル 2020年製

希望小売価格 ¥2,970,000

販売価格 ¥2,376,000

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Jose Luis Romanillos&Son

ホセ・ルイス・ロマニリョス&サン

ホセ・ルイス・ロマニリョス(1932-2022)は、現代の名工の中の最高峰の1人。スペイン・マドリッドで生まれたが、ジュリアン・ブリームの知己を得て、イギリスのブリーム宅で工房を構えました。ラベルにはそれぞれ異なる女性名の愛称が手書きされていました。1987年には「ギター製作者アントニオ・デ・トーレス/その生涯と作品」を出版。1991年後半以降、息子のリアンとともに製作を行い、ラベル表記も「Jose Luis Romanillos」から「Jose Luis Romanillos & Son」に変更。息子のリアン・ロマニリョス(1965-)は、16歳から父のもとでギター製作を学び、父の技術を受け継ぎました。

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松・ローズウッド 2018年製

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Weissgerber 'Richard Jacob'

ワイスガーバー 'リヒャルト・ヤコブ'

リヒャルト・ヤコブ(1877-1960)は、1877年、ドイツの楽器街マルクノイキルヒェンで弦楽器製作を行っていた家系に生まれました。初めにチター製作を学んだ後、1899年に職人としてギター製作を始め、1905年ギター製作家として独立(当初は父の工房で製作)し、1911年 自身の工房を開きました。1921年「ワイスガーバー」としての販売を開始。この頃、クラシックギターの名手リョベートがマルクノイキルヒェンを初めて訪問し、以降、スペインのモデルをベースにしたギターの製作にますます注力するようになりました。1960年、83歳で亡くなる直前まで、様々なデザイン、サイズ、装飾のギターを製作し続け、20世紀で最も創造的で革新的なギター製作者のひとりと称されています。その後、息子のマーチン・ヤコブ(1911-1991)によってギター製作工房「ワイスガーバー」は引き継がれ、リヒャルト・ヤコブが残した製作途中のギターの数々を、1991年まで年に2~3本のペースで仕上げて販売していました。

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松・メイプル 1934年製

Sold Out

Louis Panormo

ルイス・パノルモ (1784-1862)

パリのラコート、ウィーンのシュタウファーと並び称される、ロンドンのルイ・パノルモはバイオリン製作でも有名なパノルモ一族のひとりで、通常ギターで「パノルモ」と言うと彼を指します。1784年にパリに生まれ、フランス革命後に家族とロンドンに移住して、1819年に工房を開き好評を博しました。当時から著名なギター製作家でしたが、晩年はニュージーランドに移住し、1862年、78歳でその生涯を閉じました。

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1830年代

販売価格 ¥1,760,000

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René François Lacôte

ルネ・フランソワ・ラコート (1785~1868?1871?)

ルネ・フランソワ・ラコート(1785~1868?1871?)は、フランスのミルクールで生まれ、主にパリを拠点に製作活動を行っていました。ギターのストラディヴァリとも呼ばれ、19世紀ギターの代表的な製作家として知られています。彼自身のラベルでの作品は1819年頃から開始され、その丁寧な仕事ぶり、立ち上がりが早く反応の良い音を持っていた彼のギターは、時をおかずして大きな成功を得ました。特に楽器の外側の仕上げについては完璧でした。この時代はギター製作においても大きな変革の時期に当たっており、ラコート自身さまざまな工夫と実験を繰り返していました。それは、例えば力木の配置の工夫や、7弦ギター、10弦ギター、足付きギターなどの製作。さらに、工夫と改良のために、より最適なフレット位置や、可動フレット、調律の正確さなどに取り組みました。現在の作品で最も分かりやすくその成果として表れているのは、調律の正確さを求めて、機械式糸巻の有効性についての研究であり、ヘッドの裏側にツマミが配置されたラコートオリジナルの糸巻です。この糸巻をはじめとして、数多くの特許を取得しました。その過程において、同時代の名ギタリストである、ソル、カルリ、アグアド、コストなどの意見も真摯に耳を傾け、そのことで彼らギタリスト達からも絶大な信頼と支持を受け、愛奏されていました。1839年と1844年にはパリでの博覧会でメダルを獲得しました。メダル受賞の栄誉はそのラベルにも記載されました。多くの革新をもたらし、製作家としての名声の高まりとともに、彼の工夫した力木や糸巻を採用する製作家やギターメーカーなどに影響を与え、1850年代はパリの社交界において数多くのギター教師、音楽家、作曲家、アマチュア愛好家たちによって、イギリスやオーストリアよりも際立った華やかな全盛の時代を迎えました。その全盛期の中でラコートの存在は、尊敬される製作家第一人者として中心的な存在でした。1860年代になるとフランスの社会情勢不安などにより、フランスのギター界も衰退の時代となり、安いギターはドイツから輸入されるようになりました。19世紀後半にはスペインにもう一人の天才、アントニオ・デ・トーレスが出現し、力木の構造はトーレスが普及させた扇型のものが採用されることが多くなり、ラコートのスタイルを模倣する製作家は少なくなってしまいました。彼の製作された作品の最後のものは1868年製とされています。

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松・メイプル 1840年頃

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ドクターサウンド クラシックギター

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