メロディックスピードメタルを世に広めた先駆者であるドイツの重鎮へヴィメタルバンド "Helloween"と"Gamma Ray"。
両バンドによる奇跡のカップリングツアー第二弾　”Hellish Rock Part II”の東京最終公演が６月７日渋谷AXにて行われました。

そして当日、当社が正規輸入代理店を勤める"DEAN"ギターを愛用するHelloweenのリードギタリスト　サシャ・ゲルストナー氏にお会いしてきました。
過密スケジュールの中、ライヴ開始30分前という慌ただしい時間にもかかわらず、氏は快く面会に応じてくださいました！

サシャ氏は2006年よりDEANのギターを使用しております。 当初は”キャデラック”モデルをメインに”ML”なども使用しておりましたが、「近年では”Z”モデルがメインとなっている」とのことでした。 今回のツアーはもちろんアルバムのレコーディングでもメインとして活躍したそうです。

サシャ氏いわく
「Zモデルはキャデラックモデルよりもボディサイズが大きい為、サスティーンが良くヘヴィな曲には特に適している」
「DEANのギターはとても丈夫だしヘッドが大きいからネックベンドがしやすいんだ」(特にZはボディも大きく安定感がある為)などの点がお気に入りのようです。
実際今回のライヴでも随所でネックベンドを決めていました(半音ぐらいは音程を変化させていました!!)。

まずは左側のカスタムメイドのUSA製 Z。 美しいシルバーフィニッシュ(シルバーフレイク)が特徴です。 ボディはマホガニー材を使用。指板は漆黒のエボニー、インレイには王冠やイニシャル"SG"をあしらった物が入っており特別仕様であることがわかります。 ピックアップはセイモア・ダンカン製を使用しております。 トレモロユニットは搭載されていませんが、チューニングの狂いを最小限に抑える為ロック式のナットが取り付けられています。 ナットでロックした際にチューニングの微調整を可能にする為、ブリッジもファインチューナー付きの物が搭載されています。

もう１本はホワイトカラーのZモデル。 こちらは韓国製のモデルで、ピックアップがEMG製の物へ交換されている以外は市販モデルと変わらない仕様です。 今年発売された最新アルバム'Straight out of Hell' に収録されている”Nabataea”のプロモーションビデオで使用されているモデルはこのモデルです。
基本的にホワイトのZはバックアップ用のモデルのようで、ライブは全曲シルバーのモデルで弾き通していました。