中古フルートが店頭に並ぶまで

How a Used Flute is Carefully Prepared Before Reaching the Shop

管楽器の専門店として、次にご購入いただくユーザー様にも長く使っていただけるよう、責任を持って調整を行います！担当は増島です。

入荷した楽器の検品。
管体の凹みはもちろん、タンポ、コルク、フェルトなどくまなく確認し、交換が必要な箇所を全て書き出します。

パーツを外しながら更に細かくチェックし、一目では分からない不具合も確認。

タンポやコルク、フェルトなどの軟物類を取り除きます。
丸裸になったキィや管体は次の工程へ。

銀特有の黒ずみを研磨剤を使って磨いていきます。

磨きあがりました！ピカピカの銀色に元通りです！

汚れはもちろん、臭いの除去も大切な仕事。
超音波洗浄機を使用し、見えない箇所の汚れも浮き出します。

キィカップの中身はこんな感じ。

破れているタンポがありました。新しいタンポに交換！

この調整紙の厚さ、枚数でタンポの出る量を調節し、しっかりトーンホールを塞ぐようにします。

反射板の位置を決めるヘッドコルク。経年と共にコルクが縮んでいきます。

音の響きや息漏れの原因となるので、新しいものに交換します。

キィの足、連動部にフェルトを接着します。

薄い紙（フィーラー）を挟んで引きます。
この時の感触で塞ぎ切れていない箇所を探し、再度調整していきます。

実際に音を出してチェック。
リペア担当の増島以外のスタッフも演奏し、再調整を行います。

出荷！商品画像を撮影して通販サイトやホームページにも掲載します。
ご購入いただいた方に、完璧な状態で10年、20年と長く吹いていただけるように祈っています。また、ご購入後の調整も承っています。

クロサワウインドの中古フルートは、多くの商品がタンポを交換した状態で販売されています。
一生モノの相棒に出会えるよう、全力でサポートいたします！
ご来店をお待ちしております！