50Wモデルと比較すると、Dual Dark 100の大型出力セクションにより、強烈なプリアンプゲインをより細かくコントロール可能です。低音の迫力と中音域の押し出し感は驚異的で、フロントエンドでディストーションを発生させるのが好きな方にはたまらない仕様となっています。さらに、出力を100Wから70W、50W、30Wへと切り替えることで、出力バルブのクリッピングとサチュレーションを低音量でも得ることが可能です。

また、フットスイッチで操作可能なアッテネーター回路により、プリアンプステージの後段での歪みの発生を自在にコントロールできます。マスターボリュームで出力段をプッシュし、アッテネーターを使用して音量を会話レベルまで落とすことが可能。さらに、ライブ環境ではこの機能を遠隔操作で解除し、ボリュームブーストとして使用することもできます。ロードボックスとは異なり、出力トランスとスピーカー間の重要な関係を維持する設計となっているため、低音量でもアンプのレスポンスは損なわれません。

最後に、透明性の高い低インピーダンスのバルブバッファード・エフェクトループを搭載し、空間系エフェクトを使用する際にも、このアンプの持つ膨大なゲインを最大限に活かすことができます。

2つのマスターボリュームチャンネルと4ステージのハイゲイン

煌びやかなクリーンからオーバードライブ、そして攻撃的なディストーションまで。両チャンネルとも、トップギタリストが求める多様性を備えています。

フットスイッチ操作可能なグローバル・アッテネーター

出力段のサチュレーションを「会話レベル」の音量で実現。アッテネーター回路はマスターボリュームの後段に配置されており、プリアンプステージを通過した後に、どのように歪ませるかを決定します。これにより、全体の音量を下げつつ、アンプの出力クリッピング特性を維持することが可能です。ロードボックスとは異なり、出力トランスとスピーカーの重要な関係を維持する設計のため、極めて低い音量でもアンプのレスポンスとダイナミクスが損なわれることはありません。アッテネーターコントロールを時計回りに回すことで出力レベルを低減（つまりアッテネーションを増加）させることができ、フットスイッチを使用すれば、どちらのチャンネルでもリード用のボリュームブーストとして解除可能です。

出力パワー切り替え

アンプの出力パワーを切り替えることで、出力バルブのヘッドルームやブレイクアップを自在にコントロール可能。出力を下げることで、より低い音量でもバルブクリッピングとサチュレーションを得ることができます。Dual Dark 100は、100W、70W、50W、30Wの4段階に切り替え可能です。

プレイヤーのための設計

Orangeでは、アンプは実践で活躍するものであるべきだと考えています。Dual Dark 100は、最高のトーンと耐久性を追求し、8セクションの出力トランスを採用。シャーシマウントのスイッチ類は溶接されたスチール製のエンクロージャーにしっかり固定され、頑丈な18mm厚の合板キャビネットに収められています。

バルブバッファード・エフェクトループ

ペダル愛好家のために設計されたこのエフェクトループは、12AT7/ECC81によるバルブバッファリングを採用し、入力から出力までオールバルブの信号経路を確保。空間系エフェクトを使用する際にも、膨大なゲインのポテンシャルを最大限に引き出します。

100%真空管

Dual Dark 100にはオペアンプは一切使用されていません。

Audio Demos

※生産完了品につき、在庫無くなり次第販売終了となります。