クロサワ楽器店創業65周年&Takamine創業60周年記念モデルTakamine 匠 CTM DMP500ハギ・インレイ・胴造り・バインディング
ハギ、インレイワーク
スライスされた2枚の材を貼り合わせ、表板・裏板材にします。このときセンターを挟んで木目が正対するようにします(ブックマッチ)。接着にはニカワが使用されています。
ヘッド・指板・ボディに、アバロンやパールシェルなどの装飾を施します。職人の細かな技術が光る工程です。
成形された板のサウンドホール周りにパールシェルと染板(薄茶色)を施した状態。(65th 匠 CTM DMP500実物品)
力木ハツリ
表板・裏板裏面に、補強となる力板(響棒)を装着。モデルに合わせて、ノミで力板をハツリ調整します。熟練を要する作業のひとつです。
(65th 匠 CTM DMP500実物品、力木とハツリ完了品)
胴造り
ボディ金型に胴板をはめ込み、胴板材にネック・ブロックとエンド・ブロック、ライニングを装着します。その後、ディスクサンダーで胴を削り、表板・裏板の曲面を調整し表板・裏板を貼り合わせます。
甲つけ
バインディング巻き
成型されたボディのエッジを切削し、バインディング材を接着していきます。
胴造りまで完成しました!木材の板の状態から装飾が加えられ胴が組み上げられギターらしい形状になりましたがまだまだ製作は続きます。(65th 匠 CTM DMP500実物品、胴造り完成)
次回は、ネック組みと指板の接着をご紹介していきます。お楽しみに!